子犬を飼ったらとにかく急いでやるべき『社会化』の重要性

子犬を飼ったらとにかく急いでやるべき『社会化』の重要性

子犬を飼い始めた人やしつけに興味を持ち始めた人なら「犬の社会化」というものを聞いたことがあるのではないでしょうか?しかし、なんとなく「社会化が必要」と聞いたことはあるけど、具体的にはよくわからない…という人が多いようでせっかくの子犬の成長の機会を逃してしまっていることが多く見られます。

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犬の社会化って何?

黒板を見ている犬

犬の社会化というのは、私たち人間が社会性を身につけることと非常に似ており、周囲の人間や動物、環境に順応してお互いにストレスなく過ごしていくことができるようにすることのことを言います。

私たち人間の場合は、成長に応じて赤ちゃんのうちは家庭内で社会性を身につけ、次第に幼稚園や学校、職場など徐々に自分の世界を広げていきながら人間関係を教わったり学んだりしていくことができますが、犬にはそういった機会がなかなかありません。家庭内で家族に対して順応することはできても、きちんと散歩に連れて行ったりしないと他の犬や人間、さまざまな環境に恐怖心を抱いたりストレスを感じてしまうようになるため、色々なものに触れて経験する機会を飼い主がつくってあげなければいけないのです。

犬の社会化期

この“色々なものに触れて経験をさせる”ということが社会化をするということですが、特に覚えておかなければならないのが「社会化期」と呼ばれる社会化の“黄金期”があり、それを逃すと社会化をするのが少しむずかしくなるということ。

犬の「社会化期」は生後4か月頃までとされており、長くても生後6か月頃までが順応性が高い期間であると考えられています。この期間は非常柔軟性、順応性が高く、見るもの聞くもの触れるものに対して恐怖心や警戒心をあまり抱くことなく受け入れることができるのです。そのため、この期間にいかに多くの人、物、環境に触れさせるかでその後の犬の社会性が決まると言われるほど一生の中で重要な時期なのです。

どうやって犬を社会化すればいいの?

挨拶する犬たち

さて、犬の社会化が非常に大切だとわかったところで具体的には何をどうすればいいのかわからない、という人もいると思います。最も簡単な社会化をする方法は、お散歩に出ることです。「え?それだけ?」と思う人もいるかもしれませんが、お散歩というのは犬が社会に出てあらゆるものを見聞きするのにとても有効な機会なのです。

散歩で社会化

ただ毎日同じコースを淡々と歩くのではなく、できるだけ色々なコースを時間帯を変えながらお散歩することができれば特に効果的。出会う人(子供・老人・家族連れ)、犬、猫、車、自転車、踏切、学校のチャイム、商店街、などなどこの先犬が人間社会で生きていく上で出会う可能性があるものや状況をできるだけ多く経験させておいてあげることが大切です。また、新しいものに出会った時におやつをあげることでその物や状況にいいイメージを持ちやすくなるため、さらに社会化がスムーズに進むと思います。

家の中での社会化

もちろん家の中でも社会化はできます。特にドライヤーや掃除機、電話、チャイムなど大きな音がするものや、傘や大きなビニール袋など普段見慣れないものを見せて触れさせるようにすると今後そういったものに驚いたりストレスを感じることなく過ごすことができるので、家の中のあらゆるものを犬に紹介するつもりでやってみてください。音を鳴らしながらご飯を食べさせたり、見慣れないもののまわりにおやつをバラまいて食べさせたりするとよりいいイメージづけをすることができるのでおすすめです。また、怖がっている場合は決して無理強いせず、自分から近寄ってこれるよう犬の気持ちに寄り添い、ペースを合わせながら進めることが大切です。

犬の社会化不足は何か問題があるの?

毛布に隠れている犬

子犬の時期にこういった社会化が十分に行われていないと、成犬になった時に問題行動となってあらわれることがあります。知らないものや慣れていないものに出会った時に不安や恐怖心から吠えたり攻撃をするようになることが多く、強いストレスを感じてパニックを起こしてしまうこともあります。

子犬の時期は恐怖心よりも好奇心の方が強いため、こういった問題行動が出にくいことから「うちの子はなんでも怖がらないから平気」と思ってしまい社会化をきちんと行わない人もいますが、問題が出るのは成犬になってからなので決して油断せず子犬の時期の社会化をきちんと行うようにしましょう。

社会化がきちんと行われた犬は、新しい環境などにも容易になじむことができる心の広い犬へと成長するため、どこに連れて行っても落ち着いて過ごすことができるので犬も飼い主もストレスなくお出かけや旅行なども楽しむことができるでしょう。

まとめ

笑顔の柴犬

子犬の時期に行う社会化がとても大切だということをさんざんお話ししてきましたが、社会化の重要性を知ったのが社会化期を過ぎてからだったという人も少なくありません。そもそも犬を飼い始めた時には社会化期が終わっていたという人もいることでしょう。筆者自身もそのひとりで、ある事情から今の愛犬を引き取った時、すでに生後10か月になっていました。

社会化期のことを説明すると、それを過ぎるともう社会化できないと思われがちなのですが、決してそういうことではないので安心してください。生後4か月までの社会化期はあくまで「犬の頭や心が柔軟でなんでも受け入れやすい時期」という状態なだけであり社会化に最も適した時期ということです。そのため、正確には社会化は何歳になってもできますし、一生社会化しながら生きていくとも言えるのです。社会化期を過ぎた犬の社会化は、少し時間がかかったりコツが必要になることはありますが、何歳になっても「慣れる」「好きになる」「苦手を克服する」ということはできるので社会化の重要性を知ったら、何歳だろうとあきらめず取り組んでみてくださいね。

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