愛犬を亡くし、保護犬を家族に迎え入れた話

愛犬を亡くし、保護犬を家族に迎え入れた話

先進国であるにも関わらずなかなか良くなっていかない日本での殺処分の現状。殺処分があると知っていてもその現状ってなかなか耳にはいってこないですよね?今こうしている時間も多くのペットたちが、人間の勝手でその尊い命を失っています。私たち家族は一昨年の年末に13年と8か月をともに過ごした愛犬を失いました。彼女が教えてくれた沢山のこと、ここで皆さまにシェアします。

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長年連れ添った愛犬が旅立つ

保護犬とは

一昨年のクリスマス翌日、13年と8か月一緒に過ごした愛犬を亡くしました。

ペットロスという言葉があるけれど、ここまで泣いて泣いて泣いて過ごすとは思いもしなったです。

ペットは家族。常に1番で絶対の味方でいてくれる家族を失う悲しみは本当に大きかったです。

私の愛犬は、6歳でヘルニアの手術を受けてから、目が見えなくなり、耳も聞こえなくなり、自由に歩くことさえも難しいようなワンコでした。
それだけではなく、てんかんの発作などを防ぐため、毎日8種類の薬を飲まなければ繋げられない命でした。

「他の家に飼われていればもっと幸せだったのではないか」と、愛犬を思い出さない日はありません。

家族全員が働いているので、沢山お留守番をしてもらっていたのですが、今、彼女が家で独りぼっちで家族を待っていた寂しさを私が実感しています。

車いすの写真

ずっと大好きだよ、家にきてくれてありがとう。

家にきてくれて、あのときペットショップで私達家族に出会ってくれてありがとう。

そして、かけがえのない家族になってくれてありがとう。

家族を繋いでくれてありがとう。

その後、保護犬を引き取った経緯

お散歩ができるようになった写真

愛犬を失って5か月、家族とも話し合い様々な動物保護団体を訪れました。

こんなに助けを必要としている子たちがいるとは…驚きでした。

家が大きかったら、お金があったらみーんな連れて帰ってあげられるのに…という思いで保護団体を去ったことを覚えています。

そこで、とても不安げで悲しいお顔のカニンヘンダックスの女の子に出逢いました。
そちらの保護団体ではダックスを主に保護しており、以前の愛犬もミニチュアダックスだったため、特別可愛く思えました。

その子は、悪徳ブリーダーによって、子犬を生まされるだけに檻に閉じ込められ、お散歩にもいったことがない子でした。

何度も何度も相談して、何度も何度も悩んで、旅立ってしまった愛犬の誕生日の翌日に、その子のトライアルを開始することを決定しました。

家族になった現在

家でリラックス

この子が家にきてもうすぐで1年。最初はもう怖くて怖くて仕方がなかったのだと思います。

じっと動かず、ワンともいわずただただ震えて隅のほうでじっとこちらを見ていました。

時間が経つにつれて自分の安心する場所を探せたようで、今は沢山の時間を自分のベッドで過ごしています。

しっぽを振ってくれるようになり、散歩ができるようになり(散歩にいったことがなかったためそれだけでもすごい!)、おもちゃに少し興味をもってくれたり…その一つ一つの成長がとても嬉しかったです。

愛犬は母親のことが大好きなのですが、娘に当たる私のことはライバルだと思っているのか、沢山吠えてきます。

しかし、これでも嬉しいのです。吠えてくれるようになったのです。最初は「声が出ないのかな?」とさえ思っていた子が、今ではうるさいくらいに吠えるのです。

私たち家族は、この子に沢山の勇気を貰っています。

保護犬を迎え入れるにあたって

足元に犬

保護犬を迎えること、それは1つの命を救えることだけれど、とても大変なことです。

今、新たな家族として保護犬を迎えたいと思っている皆さん、とっても大変です。

辛抱が必要でした。待つことが必要でした。彼らのタイミングで安心できるように気遣う必要もありました。

彼らなりのペースがあることを踏まえて生活をする必要があります。

決して無理強いはしてはいけません。

そして元愛犬と比べてはいけません。

失った愛犬への愛は永遠に。
でも今いる家族を愛することも永遠に。

まとめ

亡くなってしまった愛犬が私たちの元へきてくれたからこそ、今回保護犬を引き取るという選択肢に繋がりました。彼女が一生を通じて教えてくれたこと、数えきれません。

今いる愛犬は、「保護犬たちの命を救えたら…」そんな思いで家族になりました。今までの辛かった人生を消してあげることはできないけれど、家にきて沢山幸せになってほしいです。

そして、保護団体の活動がより広まりますように、認知が広まりますようにという思いを胸に、愛犬を幸せにしていきたいと強く思っています。

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