しつけ上手な犬の飼い主になるために!心得ておきたい3つのこと

しつけ上手な犬の飼い主になるために!心得ておきたい3つのこと

犬のしつけは飼い主次第。もちろん犬自身が持つ気質や性格も大きく影響しますし、飼い主が一生懸命しつけをしても思うようにいかなかったり…ということもありますが、一般的な家庭犬の多くは飼い主の態度や姿勢がしつけの進度や上達に大きく影響するのです。

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しつけ上手な飼い主の心得①態度に一貫性を持つ

トレーニング中のシェパード

犬のしつけで大切なのは指示や態度に「一貫性」を持つということです。特に子犬やしつけを始めたばかりの場合では、あらゆる経験が少ないため犬が臨機応変に考えることができず一貫性のないしつけに混乱してしまうのです。

「昨日は怒られなかったのに今日同じことをしたら怒られた」
「お母さんに飛びついても許してくれるのにお父さんはすごく怒る」

など時と場合、また人によってしつけの方法や基準が変わってしまうと犬はとても困惑し、誰に従えばいいのかわからなくなったり、そもそも人の言うことを聞かなくなってしまったりもするので気をつけましょう。一貫性のある態度を取る人ほど、犬は信頼感を高め、指示に従ったり注目するようになるのでしつけもうまくいくと思います。

しつけ上手な飼い主の心得②「この人といると楽しい!」と思わせる

笑顔で上を見上げる柴犬

しつけを始める時、まずはこちらに注目してもらわなければなりません。そのためには犬に「この人といるといいことがある」「この人といると何か面白いことが起こる」「この人といいると安心」など親しみや期待、興味を持ってもらわなければスタートしないのです。

しつけとして指示を出したり、何かを教えたりする時、必要となるのがアイコンタクトです。犬と人が目を合わせ意思疎通を取ろうとする姿勢がお互いになければ指示は通りませんし、伝えたいことも伝わりません。

犬は遊んでくれる人、楽しみを与えてくれる人が大好きです。しつけの上では厳しくする部分も必要ですが、その反面モチベーションを高めるためにしつけの中で遊びを利用することはとても効果的です。特に人が好き、遊ぶのが好きという犬の場合はしつけの中で利用するごほうびがおやつだけでなくおもちゃや飼い主との触れ合いということもあります。犬にとって飼い主がワクワクするような存在になれば、しつけもきっとうまくいくでしょう。

しつけ上手な飼い主の心得③体罰など感情的な叱責は絶対にしない

マズルを隠して伏せるビーグル

犬にとって楽しい存在であることはしつけ上手な飼い主の条件。しかしそれ以上に大切なのは、犬をむやみに不安にさせたり苦痛を与えてはいけないということです。

犬のしつけの方法はさまざまありますが、一般家庭において特殊な状況を除いては体罰や苦痛を与えるようなしつけは必要ありません。しつけにおいて罰を与えるというのは、実は非常にむずかしく、タイミングや強さ、踏むべき段階などとても高度な技術が必要となるのです。そのためしつけのプロではない飼い主さんが体罰などをむやみに与えることは非常に危険です。もしかしたら犬が反撃してきてケガを負うことがあるかもしれませんし、犬の心を深く傷つけて心を閉ざしてしまいコミュニケーションが取れなくなってしまうことがあるかもしれません。しつけの中では確かにある程度厳しい指導をする必要がある場面もあります。しかし、犬を叱る時には感情的になることなく冷静に毅然とした態度で接することが大切なのです。くどくど長いお説教や痛みを与える体罰は不要です。

まとめ

女性と犬が握手するシルエット

犬のしつけがうまくいくかどうかは飼い主次第、と言われてしまうと責任が大きいと負担に感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、しつけを上手にするということは難しい技術を駆使することや、複雑な動物の行動学を理解しなければならないというわけではありません。しつけを上手にするためには、この記事で書いてきたように一貫性を持って毅然とした態度で指導し、時には思いっきり楽しく遊ぶということが大切なのです。

とはいえ、これらはそう簡単なことではありません。人間は仕事や家事や育児、勉強など生活の中で犬と関わる以外にもたくさんのことをしなければならず、疲れていたり忙しかったりイライラしていることもあるでしょう。しかしその感情のまま犬に接すると一貫性のない基準で感情的に叱ってしまったり、犬の「相手にしてほしい!」という感情を無視したりして犬を傷つけたり不信感を持たせる原因になることも。

犬と飼い主がよりよい関係を築きながらしつけを進めていくためには常に冷静な判断をして毅然な態度で指導をし、遊ぶ時は思い切りテンションを上げて一緒になって喜ぶことが理想的です。犬と向き合う時には、他のことはできるだけ忘れてフラットな気持ちで接するように心がけましょう。

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