犬のサプリメントの種類
犬のサプリメントには、気になる症状を改善するものから病気予防のためのものまで幅広い種類があり、成分もその症状によって全く異なるものが配合されています。
1.関節の痛みを和らげたり関節痛予防のために飲む犬のサプリメント
犬の病気やケガなどで特に多いとされる関節のトラブルは、一度痛めてしまうとなかなか改善されません。犬は痛い事を隠そうとするので、飼い主さんが気が付いた時にはすでに悪化していたという場合も少なくありません。特に関節が弱い犬種や、老化による関節の疾患が予想される場合などに予防のため飲ませている飼い主さんや、お薬でもなかなか改善されない関節の痛みを和らげる事を期待して飲ませている飼い主さんが多いようです。
成分はグルコサミンやコンドロイチンなど、人間用のサプリメントでもお馴染みの成分です。
2.アトピーなどのアレルギー症状が出やすい犬のサプリメント
人間だけでなく、犬にもアトピー性皮膚炎のように体が痒くなってしまうアレルギーを持ったワンちゃんがたくさんいます。アレルゲンを特定できてもなかなか改善しない。そんな時に飲ませてあげたい、腸内環境を整えて免疫力を上げ、症状が出づらくなり痒みも改善できるサプリメントです。
成分はセサミンやビタミンEが配合されているものや、アガリスクを配合しているものが多いです。
3.眼病予防や目に疾患がある時の犬のサプリメント
シーズーなど目の病気になりやすい犬種や、シニア犬がなりやすい白内障の予防のために与えるサプリメントです。アントシアニンやアスタキサンチンやルテインなどが配合されているものが一般的で、視力を低下させないようにするために与える飼い主さんも多いです。
4.肥満が気になった時に与える犬のダイエットサプリメント
脂肪燃焼効果を高める事で、犬のダイエットをサポートするサプリメントです。食べた物を速やかにエネルギーへと変える事で、脂肪を付きにくくする事ができる効果が期待できます。成分はアルギニンやカルニチン、ラクトフェリンなども配合されている場合が多く、なかなか体重が落ちない犬や肥満による疾患が気になる飼い主さんの間で密かに話題になっています。
5.シニア犬のためのサプリメント
7歳を過ぎた頃から犬はどんどん老化が始まっていきます。毛艶にも若々しさが失われてきたり、寝てばかりいるようになったりするのが一般的で、足腰も弱っていくのがこの頃からです。
そんな老化現象が気になり出したら、青魚などの成分でお馴染みのEPAやDHAの配合されているサプリメントが老化のストップをサポートしてくれます。シニア犬用のサプリメントは、少しでも長く愛犬と一緒に生活したいという飼い主さんの間で人気です。
犬のサプリメントの効果
犬のサプリメントに効果はある?
人間のサプリメントもそうですが、とかく問題になりがちなのが「サプリメントの効果」という言葉。効果という言葉を用いるのであれば医薬品に限ると薬事法で定められているので、このサプリメントにはこんな効果がありますと言う事は禁止されています。
犬のサプリメントは、あくまでも食品の成分や栄養分を抽出し作られたものなので、ドッグフードからでは摂りきる事ができない必要な栄養分を手軽に摂る事ができるものと考えましょう。
確かに、体に良いと言われている食べ物の栄養成分はたくさんありますが、毎日必要な量を摂ろうとするとカロリーオーバーしてしまい、肥満の原因にもなります。
犬のサプリメントは目的に合わせたものを毎日与える事で、気になる症状が徐々に改善されていく事が期待できるという位置づけになります。決してサプリメントで怪我や病気が治るという効果は無いので、お薬代わりとして使用しても意味がありません。
犬のサプリメントのメリット・デメリット
メリット
お薬のような効果は無いにしても、サプリメントを続ける事で体を良い状態に近づける事ができるでしょう。
サプリメントであれば犬の健康状態などを見て気になるところがある場合、そこを集中して改善するためのものを与えることができます。
また、犬にサプリメントを与える事で、一番のメリットは太らせる心配無く必要な栄養分を補給してあげる事ができるという点です。
デメリット
犬のサプリメントのデメリットとして、副作用が起こる心配があるという事を覚えておいてください。サプリメントに含まれている成分の中には、犬にとってアレルゲンになってしまうものもあります。
初めてのサプリメントを与える時は、その後の犬の状態に注意する必要があります。また、少量から与えて様子を見るなどの工夫も必要です。
まとめ
犬のサプリメントには、その症状や予防したい病気によって選ぶことができるほど様々な種類があります。但し、犬のサプリメントは効果を求めて与えるのでは無く、改善しやすい体づくりのために与えてあげるものだと認識してください。サプリメントさえ飲んでいれば治っていくと考えるのは、危険な判断です。病気の場合は医師の診断を受け、サプリメントについても相談してから与えるようにしましょう。
ユーザーのコメント
女性 匿名
他にはニュートリションリーツ関節&骨と目&涙もおやつとして食べさせています。
それぞれ健康管理や健康維持と書かれていて、効果を謳うものではありません。それでも少しでも楽になればと思い続けています。
摂る事で体調や便が悪くなる事は無いのでうちの子には合っているようです。効果の程は測れないので分かりませんが続けています。
女性 Sachi
女性 ゴン吉
その犬に合った量のサプリならプラスになります。必要なものを選んであげましょうね。うちでは整腸作用のサプリと貧血予防のサプリでだいぶ体調も良くなりました。
30代 女性 ひまわり
40代 女性 SUSU
愛犬はダックスのため関節ケアのサプリメントと、防虫効果のあるサプリメントは若い頃から取り入れてきました。
関節ケア用のサプリは、サメ軟骨由来のコンドロイチン、エビから抽出したグルコサミンを粉末状にして混ぜ合わせたものを使っていました。錠剤タイプの物もありますが、錠剤にするためには薬剤(結合剤やコーティング剤など。)が使われています。毎日摂取し続けるものとしては出来れば避けたいところです。
また、コンドロイチン+グルコサミンの他に、MSMという炎症や痛みをとる効果があると言われているものも追加で使っていました。MSMはメチル・スチル・メタンと呼ばれるもので、樹木からの硫黄成分から成っています。コンドロイチンとグルコサミン合わせて摂取することによって相乗効果が期待出来ると言われており、最近ではMSM入りのサプリメントも見かけるようになりました。関節ケア用としてコンドロイチンとグルコサミンを与えるのであれば、MSM配合の物、又は、MSMだけのサプリメントを購入して合わせて摂取すると痛みを取るという意味においては効き目が強くなるかなとも思います。
現在、我が家では関節ケア用のサプリメントを少し変え、緑イ貝由来のものを使っています。友人のダックスの女の子がこのサプリメントを使い始めてからよく歩くようになったとのことで、我が家でも試してみることにしました。緑イ貝、アワビを主成分としているため、磯のような香りがします。愛犬は特に気にしていないようですが、この匂いが苦手なワンコもいるのかもしれません。このサプリに変えて半年以上が経ちましたが、愛犬には前の物よりも合っていたようで、よく歩くようになり、腰や脚を気にすることが少なくなったように思います。
防虫効果のあるサプリメントについてですが、これは免疫力を高め、虫に寄生されにくい身体を作ることを目的としています。飲んでいるからといって必ず虫に刺されないということではなく、刺されにくくなるといった程度だと思います。従って、別途、防虫対策は必要であり、このサプリに関しては、出来ることはやってみるといった感覚の方が強くなるのかなぁと思っています。
免疫力を上げるという目的においては、アニマストラスというサプリメントも有名です。天然酵母とハーブから作られたもので、免疫力を高めたり、術後の回復や成長を促進させることを目的としています。甘い香りがするため、我が家の愛犬もペロペロと舐めていました。
サプリメントは薬とは違い、健康維持のために飲んでおくといった考えの方が多いのだと思います。ただ、変更した関節のサプリメントのように、身体に合うと驚くほどの効果が出るものもあるのだと思います。これまでのサプリに対する認識が変わった出来事でした。
ただ、サプリメントといえども肝臓は薬として分解し処理をするため、肝臓への負担も同時に考える必要があると思います。症状が治まったら不要となる薬と違い、飲み続けるものであり、飲むことによって健康を害してしまっては本末転倒です。合成添加物や保存料、薬剤などが使用されておらず、出来るだけ自然由来のものを探していくことも大切なのではないかと考えています。
女性 チーさん
女性 さゆみん
私の経験ですが、個人的には、サプリメントには躊躇しがちで、ほとんど利用した事がありません。しかし、愛犬が遺伝的疾患で関節が弱いことがわかり、獣医師から「コンドロイチンやグルコサミン系のサプリを摂取しておいた方がいい」と奨められると、色々と調べた挙げ句、摂取させている現実があります。そのおかげかは分かりませんが、もうじき10歳になる愛犬、元気に走り時々はプロレスまでしております。
日々の食事の補助として、うまく使えばそれなりに効果があるのかもしれません。が、何となくでやってしまうと、突出した栄養素が盛り過ぎになってしまうのが怖いこと、また、獣医師さんもそこまでケアしてくれるケースが少ないのも、サプリの怖さではないかと思います。
導入には、飼い主さんが納得いくまで調べること、自己責任であることを踏まえた上で、主治医等、専門家の意見を仰ぐ機会を得るのがベターではないでしょうか。
40代 女性 匿名
でも、一昨年大病をした際にそれらは全てストップして新たにオメガ3のサプリを飲ませる事にしました。炎症抑制・疼痛緩和や皮膚・被毛改善などの効果はかなりあり、愛犬は現在もとても調子良く過ごせています。数あるオメガ3サプリの中で我が家が選んだものは藻類由来の《アルジェオメガ》というものです(写真有)。癌と診断されて1年以上ずっと愛飲しています。サプリは個々に相性もあるかと思いますが、とてもお勧めしたい商品です。
女性 鉄板焼き