ドッグフードを手作り食へ変えたきっかけ
1歳の誕生日を目前にしていた頃、その当時通っていた、しつけ教室のトレーナーさんに、「ワンちゃん少し疲れてない?何かあった?最近毛艶もないし元気ない様子だけど…」と心配されるほど。見るからに毛はパサパサ、そして痩せほそり顔色は悪くなっていました。
また、ドッグフードを食べても下痢をすることが多く、散歩中も疲れやすく、散歩の途中で道端で固まっていたほどでした。
トレーナーさんにも勧めらた事もありましたが、アレルギーの検査を考えるようになりました。
ちょうど愛犬の誕生日。毎年行っている健康診断も控えていたので、いい機会だと思い、以前耳先の皮膚のトラブルがあった際に通院していたかかりつけの動物病医院で一緒に検査して頂きました。
驚きの検査結果・・・原因はドッグフード?!
まず、約2万円掛かるアレルギー検査の費用には驚きました。精密に検査するには、これだけの費用がいるそうです。
(幸い以前皮膚のトラブルで通院していたため、皮膚の疾患によるアレルギーの検査という名目で行って貰ったため、加入していた保険が使えたので安心しました)
そして、検査完了・・・・・
血液検査の結果、推測される何種類かの食物アレルギーが分かりました。
アレルギー項目は、「米、玄米、鶏肉、七面鳥、カモ、アヒル、じゃがいも、大豆、ニシン、コーン」
その項目を見て唖然としました。
なぜなら、ブリーダーさんのおすすめで、子犬の頃からあたえていたドッグフードが「チキン、米」がメインのドッグフードだったからです。
困った!食べられるドッグフードがない!
「このままではいけない」と思い、早速フードの変更を検討し始めました。
しかし、「米、玄米、鶏肉、七面鳥、カモ、アヒル、じゃがいも、大豆、ニシン、コーン」以上の推測されるアレルギーの結果が出てからというもの、沢山の種類のドッグフードの成分をあれこれみたり、メーカさんに問い合わせてみたものの、チキンや、じゃがいもは、どうしてもドッグフードに入っているものが多くピッタリの物を探すことは容易ではありませんでした。
手作り食に初挑戦
選択肢のひとつとして、はじめての手作り食へ挑戦することにしました。
手作り食をするにあたって、何も知らない初心者の私は、しつけ教室のトレーナーさんにもアドバイスをいただきながら、試行錯誤を繰り返し、時には手作り食をすすめている獣医さんの本を参考にした事もあります。 体に合っていそうな食材を日々1種類ずつ増やし、体の変化を注意深くチェックしながら続けました。ドッグフードから手作り食へ。愛犬の反応と体の変化
さて、肝心の愛犬の反応はというと・・・
手作り食を目の前にして、口をガクガク震わせながら喜ぶ愛犬。体にあったフードというだけで、これだけ反応が違うのは驚きでした。そして同時に、嬉しさが込み上げました。
我が家の手作りドッグフードレシピ
材料
- パスタ…30g
- 干し椎茸…4分の1
- しめじ…20g
- 生鮭…80g
- だし汁…50cc
- 青海苔…0.5g
- 人参…40g
- かぶの葉…20g
- ブロッコリースプラウト…20g
- オリーブ油(パスタにからめる用)…小さじ1
トッピング用
- かぶすりおろし…50g
- 犬用煮干し…10g
※柴犬(体重11kg)約1食分の分量です。あくまでもうちの犬の体に合っているレシピになります。アレルギーのあるわんちゃんの場合は、必ずアレルゲンを含む食材を避けて作ってあげましょう
作り方
生鮭、野菜、きのこをだし汁と一緒に炒めます。野菜、きのこはみじん切り、生鮭は適度にほぐしましょう。
パスタは食べやすい長さに折って、別途茹でておきます。炒めた野菜などと一緒にフライパンで馴染ませます。(馴染ませる際にオリーブオイルを少々使用)
お皿に盛りつけたら、トッピング用にすりおろしたかぶ、青海苔、犬用煮干しを乗せて完成です。
参考書籍
まとめ
少しでも皮膚に異常が出たらすぐに動物病院には行くようにしていますが、何を食べると排便の調子が良く、どういう時に体を痒がるのかが分かってきました。
手作り食を毎日とはいいませんが週末だけ、というペースで続けて行きたいと思います。(1週間分位をまとめて作って冷凍保存しておくと楽です。)
手作り食にするとドッグフードをもう食べなくなるかもしれないと思いましたが、体に合っているドッグフードなら喜んで食べます。
手作り食にしてから、愛犬の体に合うもの合わないものが分かりました。最近では、体調もだいぶ良くなってきています。これからも無理のない範囲で手作り食を続けて行こうと思っています。
ユーザーのコメント
40代 女性 TIK
アレルギーに気づかず市販のフードをあげ続けていたらその後のワンコの状態は酷くなる一方ですよね。
手間はかかりますが、その子に合った食事を愛情込めて作る事で寿命も延びるのではないかと思いました。
10代 女性 のんのん
30代 女性 koz
最初は毎食手作りごはんにしていましたが、それはそれで栄養が偏ってしまったり、必要な栄養素をすべて含む内容にするとカロリーオーバーになってしまったりすると気が付きました。
それで今では愛犬の体質に合うペットフードと手作りごはんを半々にしています。(ペットフードを少なめにして、手作りごはんと混ぜるor交互に食べさせるようにする)
ペットフードとの併用で、手作りごはんを用意する手間も軽減されたからか、無理なく続けられています。せっかく愛犬の健康や「美味しい」を満たす為に始めた手作りごはんなので、これからも続けていくつもりです。
30代 女性 きなこ
数年前から、夜だけ手作りごはんに切り替えました。といっても人用の夜ご飯の献立の味付け前をわんこごはんとしてあげているだけですが^^;(もちろん玉ねぎや刺激物、調味料など犬が食べてはいけないものは与えません。)
そうする事で、よりバラエティに富んだ食材を与える事ができ、結果としてアレルゲン物質を分散させる事になるので手作り食はアレルギーになりにくいと考えます。ただ、手作りだけだと栄養的に心配な面もあるので、わが家では朝はドライフードで夜は手作りごはんと分けています。
30代 女性 ミニー
30代 女性 38moto
うちの愛犬は食物アレルギーではありませんが、上の理由でたまに手作り食にしています。買ってあった食材で簡単に作れて添加物の心配もないし、何より温かいものを喜んで食べてもらえるのが嬉しいです。シニアになってからは野菜も与えるようにしています。
食事はとても大事なことで、知識も必要になることです。今は手作り食の参考文献も多くあるので、レシピを見ながらアレルゲンは別のものに置き換えるなど、愛犬にあったものを手作りしてあげるといいですね。
30代 女性 チョコ
20代 女性 Dan
50代以上 女性 夢
40代 女性 SUSU
我が家の愛犬は特定のアレルギーはありませんが、朝はドライフード、夜は手作りご飯をあげています。
記事にもありましたが、手作りご飯にするとドッグフードを食べなくなるといった意見をたまに伺いますが、愛犬を見ていてもそういったことはないように思います。
愛犬はいろいろな物を食べたいタイプのようで、夕飯時に翌日の朝食の分も合わせて作っても同じものは食べようとせず、見かねてドライフードを出すと待っていたかのようにガツガツと食べます。完全手作り食をしていた時期もありましたが、ドライフードも食べたいという愛犬の要望(笑)にお応えして朝はドライフード、夜は手作りご飯をあげるようにしています。
手作りご飯にしてから格段に変わったことは毛並みの滑らかさ、口臭、歯石のつきにくさ、耳垢の軽減、目やにの変化、肉球の厚み、肛門腺の匂いの変化などがあげられると思います。
特に肉球の厚みの変化については非常に驚きました。愛犬を迎える前、ワンコと暮らす友人にパピーの頃の肉球はフカフカでプニプニしているが、お散歩を重ねることによって年齢と共にだんだんと固くなっていき、また厚みもだんだんと薄くなってくると聞かされていました。
手作りご飯を始める3歳の頃までは、パピーの頃に比べてだんだんと固くなってきたなという印象を持っていましたが、手作りご飯を始めて半年程度で肉球がだんだんとふっくらと厚みが出るようになってきました。肉球に厚みが出るということは、クッション性が増すということであり、脚や腰への負担も軽減されることになります。これは思わぬ嬉しい誤算であったと思います。
犬と暮らしている方が我が家に遊びに来て愛犬と接していると、「この歳でこの肉球?お散歩してあげてる?」と怪訝そうな顔をされたこともあります。
また、ドライフードのみと比べて歯石は格段に付きにくくなりました。缶詰や手作りご飯は歯石が付きやすくなるという考えはよく耳にしますが、愛犬に限ってはその逆で、9歳になった現在、特に歯石面においては問題ないと診断されています。歯磨きは頑張っても週1回程度ですので、手作りご飯の効果が大きいのではと考えています。
耳垢や目やにに関しても、その量と質はかなり変わったという印象です。ただこの点においては、フードに含まれている不要な添加物を耳垢や目やに、涙として排出しているため、フードを変えるだけでも変化は期待出来ると思われます。
手作りご飯は栄養面で不安に思ったり、愛犬に何か症状が起こったりする度にご飯に問題があったのかもしれないと心配になったりすることもあります。完全手作りご飯が難しい場合には、トッピングご飯やたまに手作りご飯にしてみるということでもドライフードのみよりはきっと何か変化が起こるのではないかと感じています。与えてはいけない食材や量の目安など、最低限のことを勉強する必要はありますが、週に何度かの手作りご飯であれば、栄養面やそのバランスをそこまで気にする必要もありません。
まずは月に数回から気軽に始めてみるのも良いかもしれません。
添加物で調整された総合栄養食を食べ続けることと、肉や魚、季節の野菜などで作られたご飯を食べること、どちらが身体にとって良いことなのかどうか、それぞれのワンコの体質や好みに合わせて考えてあげると良いのかなと思っています。
20代 女性 はる
30代 女性 みけ
30代 女性 匿名