ドッグフードとキャットフード
見た目はそっくり!
小分けタイプのフードを外袋から取り出してしまうと、ドッグフードとキャットフード、見た目がかなり酷似しています。同じメーカーだったりすると、更にパッケージも似ています。
筆者宅にも犬と猫がいるため、うっかり間違って犬・猫、逆のフードをお皿に入れていたことが数回あります。
入れ間違ったとき、気付いたのはなぜ?
我が家の場合は「犬も猫も全くごはんを食べなかった」ことで気付くことができました。いつもであれば、朝あげたフードは夜にはほぼ完食されているので、犬猫どちらもごはんが残っている状態を不自然に感じたのです。
ペットの性格によっては、そのまま食べてしまうことも考えられるため、どちらも食べられていた場合には、しばらく気付けなかったかもしれません。
犬と猫が必要な栄養素
人間・犬・猫が健康的に生きていくために必要な三大栄養素は何か、知っていますか?
- 脂肪
- たんぱく質
- 炭水化物
正解は上記3種類になります。他にも、「ミネラル」や「ビタミン」を食事から摂取します。犬は雑食で臼歯が発達しており、三大栄養素の必要比率は人間に近いと言われています。それに対し、猫は肉食で犬歯が発達しています。心臓疾患を防ぐタウリンを体内合成できないため、キャットフードで栄養を補っています。
犬にキャットフードを与えると…?
病気になるリスクを高める
前段で記載したように、猫はキャットフードでタウリンを摂取しています。犬は体内でタウリンを合成することができるので、猫とは体の作りが異なります。それぞれの体の特徴に合わせてフードが作られているため、食事から必要な栄養素を補えなくなると、栄養が偏ってしまい、病気になるリスクが出てきます。
偏食になる
ドッグフードと比較すると、キャットフードは意図的に味付けが濃いめに作られています。嗜好性が高いことから、キャットフードを好む犬もいるようです。しっかり味の付いたキャットフードに慣れてしまうと、ドッグフードでは物足りなくなり、元のごはんを食べなくなってしまうことが考えられます。
肥満になる
キャットフードは高たんぱく質高脂肪のため、長期的に犬が食べると、カロリーオーバーとなり肥満の原因となります。また、塩分の過剰摂取にも繋がり、心臓・腎臓への負担が大きくなります。
犬がごはんを食べないときの対処法
ドッグフードを与えても愛犬が食べてくれないとき、皆さんはどのように対処していますか?食べるまで放っておく方もいるかもしれませんが、ずっと食べてくれないと困りますよね…。対処法として、参考までに3つご紹介します!
- ぬるま湯を注ぎ、フードの香りを強める
- ウェットフードや犬用ふりかけをトッピングする
- 他の種類のドッグフードを混ぜる
上記の方法を実践しても食べないようであれば、体調が悪かったりフードが合わなかったりする可能性が考えられます。度々フードの種類を変えるのは望ましくありませんが、どうしても食べてくれないようであれば、フードの変更も検討してみてください。
まとめ
少量のキャットフードを誤って食べたとしても、すぐに犬の健康状態に影響が出る訳ではありません。とはいえ、犬種や体格に合わせたドッグフードを与えることで栄養バランスを整えているので、日常的にキャットフードを与える行為は控えた方が良いと言えます。愛犬が健康的な暮らしを送れるよう、適切なフード選びを心がけましょう。