トイプードルの餌の量|子犬・成犬だとどれくらいが適正?

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トイプードルの餌の量|子犬・成犬だとどれくらいが適正?

トイプードルの餌の量は、年齢や成長を考慮して適正量を決めることが大切です。

子犬のトイプードルは、消化器官が十分に発達していません。一度に多くの量を食べられないので、1日に3~5回程度に分けて与えるのがポイントです。

また、老犬の場合も、消化器官が衰えてくるため、食事の回数を増やし、1回の量を少なくして与えましょう。

成犬の場合、消化器官が発達してきて、一度にたくさん食べられるようになるので、食事の回数は1日2回に減らしても大丈夫です。

ただし、愛犬の体重や運動量、体調、食欲などをチェックして、給餌量を調整することが大切です。

例えば、便がいつもより柔らかい時は、消化不良を起こしている可能性があるので、1回の食事の量を減らして回数を増やします。このように、臨機応変に与え方を工夫する必要があります。

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トイプードルの餌の量|子犬の餌の量や回数、与え方について

子犬のトイプードルの給餌量

年齢 餌の量(g) 餌の回数
生後2ヶ月~3ヶ月 約65g〜70g 約3〜5回
生後4ヶ月~5ヶ月 約80g〜85g 約2〜3回
生後6ヶ月~7ヶ月 約95g〜100g 約2〜3回
生後8ヶ月~9ヶ月 約85g〜90g 2回
生後10ヶ月~12ヶ月 約70g〜80g 2回

成長期のトイプードルは、餌の量を特に注意する必要があります。

ペットショップからやってくる2ヶ月~4ヶ月の子犬は体のさまざまな部分が急速に成長を遂げるため、たくさんの栄養素とカロリーが必要になります。餌の量は、ドッグフードのパッケージに表示されている量よりも、少し多く与えても良いくらいです。

しかし、子犬は消化器官が未発達で、消化能力が弱いです。食事を与えるポイントとして、生後3~7ヵ月は回数を多めに分けて、1回に与える量を少なくしましょう。成長期にさしかかる最初の3ヵ月は、食事の回数を3~5回を目安に分けて与えます。

食事のタイミングは、例えば、4回の場合だと「朝、昼、夕方、夜」、5回の場合は「朝、昼前、昼過ぎ、夕方、夜」に分けましょう。

生後4ヶ月目くらいから通常の回数に近づけてい来ます。

生後8~9ヵ月頃になると、成長期が終わります。これまでと同じように餌を与えると、太りやすくなってしまうため、食事の量を減らしましょう。また、この頃には、1度に多くの量を食べられるようになるので、食事の回数は2回に減らしても大丈夫です。

生後10ヵ月~1歳頃には、成犬用のドッグフードを混ぜて与えるようになります。この頃の給餌量の目安は約70~80gですが、ドッグフードによってグラム当たりのエネルギー量は異なるので、愛犬の体重や体調などを確認しながら量を調整してください。

ペットショップからやってくるのが大体4ヶ月くらいだと思います。

迎えたての4ヶ月のトイプードルを目にしたら餌の量に限らずわからないことだらけだと思います。

大体給餌量は決まっているので多すぎず、少なすぎず、しっかり計測して与えるようにしてくださいね。

トイプードルの餌の量|成犬の量や回数について

成犬のトイプードルの給餌量

年齢 餌の量(g) 餌の回数
1~10 70〜120g 2回

1歳半頃までには、成犬用のドッグフードに切り替えます。

スムーズに切り替えるためには、これまで与えていた子犬用のドッグフードに成犬用を少しずつ混ぜ、徐々に成犬用の割合を増やしていき、1週間~10日くらいかけて完全に切り替えると良いです。

成犬になると消化吸収能力が発達し、一度に食べられる餌の量も多くなるので、食事の回数は1日2回で大丈夫です。

成犬のトイプードルの給餌量は、1日に70~120gが目安です。ただし、愛犬の体調や運動量に応じて柔軟に調整してくだい。

一般的に、犬の理想体重は、生後1歳頃の体重です。この体重を維持できるように、栄養管理を怠らないように気を付けましょう。

ちなみに、1日の食事回数を1回だけで良いという情報もありますが、これはあまりおすすめできません。なぜなら、1日1回では、お腹がすいて胃液を吐いたり、空腹の時間が続きドカ食いや早食いで胃腸に負担をかけたりする可能性があるからです。

また、この時期に、去勢・避妊手術を受ける犬も多いです。去勢・避妊手術を受けると、ホルモンバランスが変化して必要なエネルギー量が減るので、手術前と同じ餌の量だと太ってしまう可能性があります。体重をこまめに量って給餌量を調整するのはもちろん、獣医師による診察や栄養管理に関するアドバイスを受けることも大切です。

トイプードルの餌の量|老犬の量や回数について

老犬のトイプードルの給餌量

年齢 1日の給餌目安量 餌の回数
10歳以上 60〜100g 2〜4回

老犬になると、トイプードルは成犬時よりも運動量が少なくなるので、与える餌の量も減らす必要があります。

目安としては、10歳以上の老犬は60~100gです。ただし、これは平均値なので、愛犬の体調や運動量に応じて柔軟に調整することが大切です。

筋力の低下とともに運動量も減り、基礎代謝も低下しているのに、成犬の頃と同じ餌の量やカロリーを摂り続けていると、体重が増加しやすく肥満になり、体調を崩すこともあります。食欲が落ちてきたと感じたら、愛犬の食事の与え方を一度見直しましょう。

老犬用のドッグフードに切り替える目安は8歳頃です。老犬用のドッグフードは、低脂肪・低カロリー、高タンパクで、太りにくく老犬に必要な栄養素をバランスよく摂れるレシピになっています。栄養管理を怠らずに、愛犬に合ったドッグフードを選びましょう。

また、老犬になると、一度に食べられる餌の量も減ってくるので、食事の回数を3~4回に分けて、1回に与える量を減らしてあげると食べやすくなります。

中には、加齢により食べる量が減り、消化吸収能力も低下することで、どんどん痩せてくる犬もいます。そのような場合は、エネルギー効率の良い脂肪を適度に含み、消化に優れたドッグフードを選ぶ必要があります。愛犬に適したドッグフードを与えるために、獣医師に相談しましょう。

トイプードルの餌の量|適正な量を知る方法

トイプードルの適正な餌の量は、その犬の年齢や体重、生活環境などによって決まります。これは、犬のライフステージによって必要なカロリーが違うからです。

ドッグフードのパッケージ裏面には、1日あたりの給餌量が表になってわかりやすく記載されています。これを見れば、愛犬に与える餌の量がすぐにわかります。参考にしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

しかし、パッケージに表示されている給餌量は、体重だけで計算された分量です。あくまでも目安なので、愛犬には適していない場合もあります。そのため、トイプードルに適した餌の量は、それぞれの犬の状況をもとに決める必要があるのです。

それでは、適正な餌の量を知る方法を詳しく紹介します。

トイプードルの正しい餌の量を知る方法:パッケージを見る

トイプードルに与えるドッグフードのパッケージ裏面には、1日に与える餌の給餌量が記載されています。

成長段階や体重ごとに表になっているので、パッケージを見れば愛犬に必要な量を簡単に確認できます。ドッグフードの公式サイトに掲載されている商品も多いです。

ただし、これらの給餌量は、犬全般の標準体重をもとに算出された分量なので、犬によっては、カロリーを摂りすぎたり、栄養不足になったりすることもあります。あくまで目安として参考程度に捉えてください。

同じトイプードルでも、年齢、運動量、飼われている環境、去勢・避妊の有無など、犬によって個体差があることを把握しておきましょう。

給餌量が愛犬に合っていない場合は、見直す必要があります。うんちの状態や硬さ、肥満度をチェックして、餌の量を微調整して与えることが大切です。

トイプードルの正しい餌の量を知る方法:計算する

トイプードルに適切な餌の量は、計算で求めることができます。

計算で求めるには、まず、その犬が1日に必要なカロリーを把握しないといけません。

そのためには、「RER」と「DER」を計算します。RERとは、安静時の1日に必要なカロリーのことで、DERとは、今の状態における1日に必要なカロリーのことです。DERがわかると、その犬に適したドッグフードの分量を計算できます。

DERの求める計算式は、「DER=RER×活動係数」です。この式を計算するには、「RER」と「活動係数」がわからないといけません。

RERは、体重1kgの場合RERは70、2kgの場合RERは118、3kgの場合RERは160、4kgの場合RERは198、5kgの場合RERは234です。

活動係数については、以下を参考にしてください。

  • 離乳~生後4ヵ月まで…活動係数3.0
  • 生後4ヵ月~1歳まで…2.0
  • 去勢・避妊済み…1.6
  • 去勢・避妊なし…1.8
  • 肥満傾向…1.4
  • 減量中…1.0
  • 高齢犬…1.4

RERと活動係数を確認したら、「RER×活動係数」でDERを計算しましょう。これで、愛犬が1日に必要なカロリーがわかります。

そして、DERと与えているドッグフードの代謝エネルギーを使えば、1日に必要な餌の量を計算することができます。その計算方法は、「(DER÷100gあたり〇〇kcal)×100」です。

このようにして計算すると、愛犬に適した餌の量を求めることができます。

トイプードルの餌の量が間違っていないか確認する方法

トイプードルの餌の量に気をつけずに目分量で与えていると、カロリーオーバーにつながります。そして、肥満になり、糖尿病などの病気のリスクも高まります。

また、食べ過ぎで消化不良を起こし、嘔吐や下痢などの症状を引き起こす場合もあります。

トイプードルには体重の規定はありませんが、平均体重としては成犬で3~4kgだと言われています。そのため、この体重を明らかに上回っている場合は、注意が必要です。

逆に、餌の量が足りていない場合は、栄養不足やエネルギー不足になってしまいます。次第に痩せてきて、肋骨や背骨が目立ってきます。また、栄養不足が原因で、皮膚や被毛のトラブルにもつながります。

日常的に愛犬の状態を観察していれば、小さな変化にも気づけるでしょう。ここからは、餌が適量ではない場合に起こるリスクやサインについて解説します。

トイプードルへの餌の量が不足している場合は?

トイプードルの餌の量が不足している場合、次のようなサインが見られます。

  • ドッグフードがなくなってもお皿をなめ続ける
  • 食事が終わっても餌を催促する
  • うんちがコロコロと硬くなる
  • 体重が減る
  • 落ち着きがなくウロウロと歩き回る

また、餌が足りない状態が続くと、以下のようなリスクを引き起こす可能性があります。

  • 栄養不足やエネルギー不足になる
  • 体重が落ちて痩せる
  • 皮膚や被毛に異常が現れる
  • 免疫が落ちて病気にかかりやすくなる
  • ストレスがたまって凶暴な性格になる
  • 低血糖を起こす
  • 骨格や筋肉を形成できずケガにつながる

このようなリスクを回避するためにも、餌の量が不足している時のサインを見逃さないように、日ごろから愛犬の健康状態をチェックしましょう。

トイプードルへの餌の量が多い時のサインは?

トイプードルに与える餌の量が多すぎると、肥満や病気のリスクが高くなったり、消化不良を引き起こしたりして、愛犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、トイプードルは、運動能力が高く体を動かすのが大好きな犬種です。餌の与えすぎで肥満になると、体を動かしにくくなってストレスの原因になります。

ここでは、トイプードルの肥満や消化不良を見極めるサインについて解説します。餌の与えすぎは、愛犬にとって良いことは1つもないので、餌の量と体重管理には十分気を付けましょう。

肥満・病気リスクが高くなる

トイプードルの平均体重は約3~4kgと言われています。ただ、プードルはさまざまな種類があるため、適正体重としては約3~6kgとなっています。個体差も大きいため、体重だけで肥満かどうか判断できないのです。

そこで、あばら骨を手のひらで触ってみてください。あばら骨を感じない場合は、肥満だと言えます。

トイプードルが肥満になると、膝関節のお皿が脱臼した状態になる「膝蓋骨脱臼」になりやすくなります。トイプードルがなりやすい病気ですが、肥満の場合は、発症する可能性がかなり高くなります。

「気管虚脱」にもかかりやすくなります。これは、気管の周りに付いた脂肪によって、気管を圧迫し押しつぶされたように変形してしまう病気です。咳が出る、呼吸が苦しくなるなどの症状が現れます。

また、肥満だけでなく、糖尿病や高脂血症などの病気にかかるリスクも高まります。

消化不良になる

トイプードルに餌を与えすぎると、肥満以外にも、消化不良のリスクが高まります。

消化不良でもっとも起こりやすい症状が嘔吐です。食べた餌が体内で消化しきれなくて、小腸まで送られず、食道を逆流することで起こります。

犬が嘔吐した場合の原因は、食べすぎとストレスです。食べすぎの場合は、餌の量を調整することが改善できます。

ストレスの場合は、散歩や遊びなどで、体を動かす時間を増やすことで、自然と解消されます。また、睡眠不足もストレスの原因になるので、睡眠環境を整えてあげることも大切です。

トイプードルが消化不良かどうかは、うんちの状態で見分けることができます。便秘、下痢、血便、極端に排便の回数が多い、便に粘液が混じっているなどの症状は、消化不良のサインです。

ほかの病気の可能性もあるので、一度、動物病院を受診することをおすすめします。

トイプードルの餌の量は体重や年齢で決めない方がいい?

年齢や体重によって愛犬の餌の量を変えることは大切です。しかし、体重4kgのトイプードルなら全て同じ餌の量ということではありません。

1日の運動量によっても、餌の量は違ってきます。例えば、「1日30分程度しか散歩しない」「毎日は散歩に行かない」「あまり運動をしない」という場合は、運動不足だと考えられます。

トイプードルは、小型犬の中でも活発な犬種で、1回の散歩で40~60分は必要だと言われています。日ごろから運動量が少ないと、ストレスがたまったり基礎代謝が低下したりしやすくなります。

運動不足なのに、標準体重のトイプードルと同じ量の餌を与えていると、当然ながらカロリーの摂りすぎになり肥満になってしまいます。そのため、体重や年齢だけで餌の量を決めるのではなく、運動量も考慮した上で調整することが大切です。

トイプードルの餌の量や回数はあくまで目安!

トイプードルに与えるドッグフードのパッケージには、成長段階や体重ごとの給餌量や食事の回数が表示されていますが、これはあくまで目安です。

ドッグフードに記載されている給餌量は、犬全般の標準体重をもとにして算出されたものなので、愛犬には適していない可能性もあります。

愛犬に与える餌の量は、運動量、体調、食欲によっても変わってきます。パッケージの給餌量だけで判断すると、肥満や栄養不足になってしまうことがあります。

肥満は犬の健康に悪影響を与えるため、運動量を確保して、肥満を防ぐ生活習慣を心がけることが大切です。また、運動不足はストレスの原因にもなります。

ドッグフードの給餌量を目安として参考程度に見るのは良いです。しかし、その日の愛犬の体重や健康状態などをチェックして、柔軟に餌の量を調整して与えることが重要です。