️犬がのどに詰まらせやすい食べ物5選!与える際の注意点は?
犬はごはんを食べる際、人間のように「よく噛んで食べる」という概念を持ち合わせていません。そのため、口に入ったものを丸呑みしてしまうことが多く、食べ物を喉に詰まらせてしまうリスクも高いです。
今回は犬がのどに詰まらせやすい食べ物と、与える際に気をつけたい注意点を解説していきます。与える際はのどに詰まらせないよう飼い主が注意してあげましょう。
1.アーモンドやくるみなどのナッツ類
基本的に、犬にナッツ類を与えることはあまり良くないとされていますが、アーモンドやくるみは少量であれば問題ないとされています。
そんなアーモンドやくるみですが、食べ物を丸呑みしてしまう習性を持つ犬にそのまま与えてしまうと、サイズ的にものどに詰まらせてしまうリスクが高い食べ物の1つです。また、消化管で詰まらせてしまう恐れもあります。
のどに詰まらせないようにするためにもアーモンドやくるみなどを犬に与える際は、砕いてドッグフードにトッピングするなど、のどに詰まらせないよう丸呑みしても大丈夫な形状にして与えましょう。
2.ピーナッツ
ピーナッツは名前や形からナッツ類と混同されがちですが、実は豆類に分類される食べ物です。基本的に与え過ぎなければ、問題なく犬も食べられる食べ物として知られています。
しかし、こちらもアーモンドやくるみと同様、そのまま飲み込んでしまうことでのどに詰まらせてしまう危険性が考えられます。特に小型犬や子犬、シニア犬などは、ピーナッツをのどに詰まらせやすいため、注意が必要です。
ピーナッツを与える際は、丸呑みしてものどに詰まらない大きさに砕いて与えたり、ドッグフードのトッピングとして粉末状にしてかけてあげたりすると安心です。
3.魚の骨
魚を加熱して与えているというご家庭も多いと思います。魚には犬にとっても良質なタンパク質やミネラル、さらにDHAやEPAが含まれているため、豊富な栄養素を摂取できるメリットがあります。
ただし、注意しなくてはいけないのが魚に含まれている骨です。魚を加熱し犬に与えたところ、魚に含まれていた骨がのどに刺さってしまったという話は珍しくありません。
犬に魚を与える際は寄生虫などの問題があるため加熱し、骨がのどに詰まらないよう骨を取り除いてから与えるようにしましょう。
4.犬用のガム
「犬用」として販売されている食べ物であれば、どんな物でもそのまま与えてしまって問題ないと考えている飼い主さんも多いです。しかし、実はお店で販売されているドッグフードや犬用おやつの中には、注意しなければいけないものがあります。その中の1つがガムです。
犬用ガムには様々な種類があります。大きさも硬さもある犬用ガムは、最初は噛んで食べていますが、飲み込める程度の大きさになると丸飲みしてしまう可能性があります。
実際、ガムを与えたら噛んでいる最中に誤飲してしまい、のどに詰まらせて苦しそうに吐き出す仕草を見せたという事例が多くあります。
ガムをのどに詰まらせないようにするためには、ガムを食べている犬の様子から目を離さないことが大切です。また、ガムには「小型犬用」や「大型犬用」と体格に合わせたサイズ表記が記載されている場合が多いです。この表記を守って与えましょう。
5.ドライドッグフード
ドッグフードの中でもドライタイプのドッグフードは、小粒で硬さがあります。ドッグフードなので、犬にとって安全かと思いきや、犬が食べやすい大きさに製造されているからこその盲点があるのです。
犬がのどに詰まらせやすい食べ物の中でも、口にする頻度の高いドッグフードは断トツで多いです。犬は早食いする習性があるため、ドッグフードを急いで口に入れた拍子にのどに詰まらせてしまうケースが多く、少しでも早食いを防止してあげる工夫が大切です。
最近では、ドッグフードを早食いしないよう、早食い防止用のごはん皿も販売されています。こうしたアイテムを使用したり、犬が焦って口にドッグフードをかきこまないよう、落ち着いて食べられる環境を整えてあげたりすることも重要です。
️まとめ
いかがでしたか。犬がのどに詰まらせやすい食べ物の中には、「これも危ないの?」と驚くような食べ物もありました。犬用フードであってものどに詰まらせてしまう可能性はあるため、犬が食事している最中は目を離さないように注意しましょう。