犬に『小麦』はNG?3つの理由

犬に『小麦』はNG?3つの理由

『犬に小麦はNG』とされる理由についてまとめました。小麦を使った食べ物を与えると犬の体にどのようなことが起きるのか解説します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に小麦はNG!とされる理由

切ない表情のテリアの顔のアップ、暗い背景

1.消化・吸収できない

犬は小麦に含まれる「グルテン」という成分を上手く消化・吸収することができません。

グルテンは麦類に含まれるタンパク質の一種ですが、腸が短い犬にとって消化器官に大きな負担を与えます。

小麦などの穀物はアミラーゼという酵素によって消化されますが、犬はアミラーゼをわずかにしか持っていません。もともと肉食であったことが理由として考えられます。

2.アレルギーを引き起こす

犬は小麦に含まれるグルテンによってアレルギーを引き起こす可能性があります。上手く消化・吸収することができず、グルテンが免疫器官を刺激しやすいためです。

もともと穀物やグルテンに対するアレルギーを持つ犬の場合、食べてすぐに嘔吐や下痢や痒みなどの症状が現れることがあります。

もともとアレルギーを持たない犬の場合も小麦を食べ続けたことによって発症し、数カ月経って症状が現れることがあります。

3.肥満になりやすい

犬にとって小麦は肥満になりやすい食品です。例えば、小麦粉のカロリーは100gあたり約370kcalです。そのうちの約70%が炭水化物です。

約10%のタンパク質を含みますが、ほとんどは犬が上手く消化・吸収することのできないグルテンです。

人間でさえ「太りやすい」と言って避ける食品ですから、ドッグフード(総合栄養食)で十分な栄養素を摂ることができる犬にとっては不要だと言えます。

ドッグフードに含まれる小麦について

ドッグフードを選ぶ女性と犬

ドッグフードの成分表に「小麦」と表示されていることがあります。

大容量で安価で売られているドッグフードには、成分表の初めに「小麦」と表示されていることがあります。

  • 安価で大量に作ることができる
  • 大容量で安価で販売することができる
  • 量を増すことができる

このようなことが主な理由でしょう。

犬は食べ物を自由に選ぶことができません。飼い主に与えられたものを食べて生きています。

小麦を含んだドッグフードが悪いということではありません。どのようなドッグフードが適しているかは犬それぞれに違います。

小麦を含んだドッグフードを食べて生涯を元気に健康に過ごす犬もいます。愛犬に適切だと思うものを選んであげてください。

ドッグフードの正しい選び方

毎日の食事として与えるドッグフードには「総合栄養食」と表示されています。子犬・成犬・老犬などライフステージに合わせて選ぶことができます。

特定の症状や病気、健康状態に合わせて与えるドッグフードを「療養食」と言います。基本的には獣医師の指導のもとで管理されます。

去勢・避妊の手術を受けた犬用もありますし、ダイエット用もあります。高い尿酸値を正常に戻すための療養食なんてドッグフードもあります。

その他に与えるものは全て「間食」です。しつけのご褒美や飼い主とのスキンシップやコミュニケーションを目的として与えます。

初めてドッグフードを購入する時、ドッグフードを切り替える時は、少量で販売されているもの、またはサンプルとしていただくことができるものを選ぶのがおすすめです。

愛犬の体や好みに合うかどうかを判断するためです。動物病院で相談すると愛犬に合ったサンプルを獣医師が選び、複数いただくことができます。

まとめ

パンとトイプードル

犬に小麦はNGをされる理由を3つ解説しました。

  • 消化吸収できない
  • アレルギーを引き起こす
  • 肥満になりやすい

最も注意してほしいことは、小麦を使った人間の食べ物を与えることです。

菓子パンをおすそ分けしていませんか?絶対にやめてほしいです。ちょっとだけなら…と与えることが習慣になると、犬も欲しがるようになってしまいます。

過剰な脂質や糖質を摂ることになり、確実に肥満になります。今すぐやめましょう。

はてな
Pocket
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。