結局いつがいいの?犬にとって最適な『食事の時間』とは

結局いつがいいの?犬にとって最適な『食事の時間』とは

皆さんは愛犬の食事を1日に何回に分けていますか。1日2回という人もいれば、3回に分けているという人もいるでしょう。結局犬にとって最適な食事のタイミングとは、いつなのでしょうか。今回は、犬の食事のタイミングに関して解説していきます。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

愛犬の食事はいつ与えている?

食事を用意される犬

皆さんは愛犬の食事をいつ与えていますか。多くのご家庭では、朝晩2回を基本として食べさせているのではないでしょうか。

しかし、犬によっては朝与えてもしっかりごはんを食べなかったり、むしろ朝ではなく昼の方が食べてくれるなど、タイミングに悩んでいる飼い主さんも少なくありません。

私たちは朝晩、あるいは朝昼晩を食事の最適なタイミングだと考えていることが多いと思いますが、実際犬にとってはどのようなタイミングが食事の時間としてベストなのでしょうか。

明確な決まりはなし!犬や飼い主さんのライフスタイルに合わせて決めればOK

ドッグフードを与えられた犬

犬の食事のタイミングは、朝晩の2回が一般的とされています。しかし、犬によっては朝晩のタイミングではなかなか食べてくれないこともあります。

犬の食事のタイミングに一つの決まりはなく、犬の性格や体質、健康状態や飼い主さんのライフスタイルなどに合わせて決めていけば良いでしょう。

1.食事回数は愛犬の1回に食べる量を見て2〜4回に分けて

まず、食事回数ですが、必ずしも1日2回でなくてはいけないという決まりはありません。一般的に、1日2回に分けて与えているご家庭が多いだけで、犬によっては、成犬になっても1日3回、あるいは4回に分けて与えているご家庭もあります。

もともと一度に食べられる量が少ない犬であれば、1日3〜4回でも問題ありません。特に、1回に食べる量が少ないシニア犬などは、1日の規定量を4回に分けて少しずつ与えた方が食べやすいでしょう。

このように、愛犬の1回に食べられる食事量を観察しつつ、1回の食事量が多かったり、食事と食事の間隔が長過ぎたりして愛犬にとって体への負担となっているようであれば食事の回数を増やせば良いでしょう。また、一般的に、一度に食べる量を多くし過ぎない、楽しみである食事の回数は多い方が良い、空腹時間をあまり長くし過ぎないため、などの理由から1日1回よりは1日2回が良いとされていますが、1日1回で問題がなければ、それでも良いと考えられます。またが逆に、成犬であっても食事回数が1日3回以上であっても良いわけです。犬にとっても飼い主さんにとっても問題のない回数を見つけてくださいね。

2.食事のタイミングは不規則でも良いことも

犬と食事皿と時計

食事のタイミングについてよく話題となるのが、タイミングを決めるべきかどうかです。いつも同じ時間に与えた方が良いという意見と、時間は決めない方が良いという意見がありますが、これも、犬の性格や飼い主さんのライフスタイルなどに合わせて決めると良いでしょう。

食事のタイミングを決めておき、いつも同じ時間に与えた方が良いと考えられる場合には、以下のようなものがあります。

  • 犬の性格によって、生活リズムが一定の方が良い場合
  • 消化器の病気などがあり、食事のタイミングを一定にした方が良い場合

逆に、食事のタイミングを一定にしない方が良いと言われる場合には、食事時間になると要求吠えをして困っている場合などがあると思います。食事の時間を一定にせず、犬が「いつごはんがもらえるか分からない」状態にすることも解決方法の一つになるかもしれませんが、犬の性格や生活環境などによっては効果がないこともあるでしょう。

また、例えば、1日2食の場合は、仕事に行く前の朝7時に朝ごはんを与え、夜帰宅した後19時頃に夕ごはんを与えるなどと、わざわざ「タイミングを決めよう」としなくても、大体同じくらいの時間に毎日食事を与えることになる場合がほとんどだと思います。それで問題がなければそれで良し、ということになるでしょう。

ただし、散歩に行く前や散歩や遊びから帰って来てまだ犬が興奮している時にごはんを食べさせるのはやめましょう。散歩前にごはんを食べてしまうと、満腹状態で運動をすることになり、体に負担がかかってしまうかもしれません。場合によっては、胃拡張や胃捻転を引き起こす可能性も高まります。胃捻転を起こしてしまうと、命を落とす場合も非常に多くなります。散歩や遊びの直後で犬がまだ興奮している、パンティングしている時も同様です。散歩と食事時間が近い場合は、散歩の後に食事という順序で、犬の興奮がおさまってから与えるようにしましょう。

3.夜中に食事を与える必要があることも

シニア犬の食事介助

空腹時間が長くなると吐いてしまう犬もいます。そのような場合には、食事と食事の間隔を短くすることによって改善されることがあり、夜遅い時間に食事を与えることになる場合もあるでしょう。一般的には、夜中にわざわざ飼い主さんが起きたり犬を起こしたりする必要はなく、寝る前のできるだけ遅い時間に1日の最後の食事を与えれば良いと考えられます。

また、もし必要であれば、タイマーを設定することで、自動的にドッグフードが出てくる自動給餌機を使うのも1つの手段です。自動給餌器は、昼間の飼い主さんの不在中に犬に食事を与えたい場合にも役立つでしょう。

4.食事の時間を設けないという方法も

今までお話してきた方法と全く違う方法として、食事の時間を特に設けないという方法もあります。トレーニングのご褒美や何かを教える時の動機づけとして特別に用意したおやつではなく普段のフードを用い、ご褒美や動機づけに与えるフードだけで1日のごはん全量を与えてしまうという方法です。もちろん、フードをもらえるタイミングも日によって変わることになるでしょう。犬によってはこの方法が適さない場合もありますが、食いしん坊な小型~中型犬で日頃トレーニングを行っている場合には良い方法かもしれません。

まとめ

犬とドッグフード

いかがでしたでしょうか。「この時間でなければいけない!」という食事ルールはありません。犬の性格や体質、健康状態、生活環境、飼い主さんのライフスタイルなどによって、ご家庭ごと、犬ごとに合った食事のタイミングを見つけていってください。

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