肉
わんこの大好物といえば「やっぱり肉!」のイメージがありますよね。実際に市販の肉系おやつを見ても牛肉や豚肉、鶏肉だけにとどまらず、羊肉や馬肉、うさぎ肉などさまざまな肉が使用されています。
牛肉は十分な加熱か冷凍を
牛肉のタンパク質は吸収率が高く、抵抗力アップに効果的です。野菜や果物などビタミンCが豊富な食材と一緒に与えると、鉄の吸収も高まります。与える際には必ず加熱するか、生肉で与える場合にはしっかり冷凍したものを選びましょう。
豚肉は与える部位に注意
豚肉はビタミンB1を最も多く含む肉類で、疲労回復や夏バテ防止に効果的です。注意したいのは与える部位。バラ肉は脂肪分が多いため、あまり与えすぎると下痢をする可能性があります。お腹が弱い子の場合には脂肪を取り除くか、脂肪分の少ないヒレなどの部位を与えましょう。
犬に対しては不顕性感染ですが、豚肉はトキソプラズマのシストを持っていることがあります。豚肉を与えるときにはしっかり火を通しましょう。
鶏肉は常食にするならミンチ以外を
鶏肉は脂肪分が少なく、必須アミノ酸や不飽和脂肪酸を豊富に含むため、病後で療養中のわんこや生活習慣病が気になるわんこにもオススメです。ただし鶏肉のミンチは過剰摂取するとカルシウムの吸収を阻害してしまうリンを多く含むため、毎日与える場合は別の部位か、スペシャルなときに与えるようにしましょう。
りんご
りんごはその甘味とシャリシャリした食感がわんこに好まれているようです。ビタミンやミネラルを豊富に含む他、ペクチンが腸内環境の正常化をサポートしてくれます。カロリーも低いのでダイエット中のわんこのおやつにも適しています。
気になる場合は有機りんご以外は皮を剥いて
りんごの皮にはポリフェノールが多く含まれるので、本来であれば皮ごと与えたいところです。ただ、りんごの皮には微量の残留農薬が付着しているため、気になる場合には皮を剥いて与えるか、無農薬の有機りんごを選びましょう。
さつまいも
甘くてホクホクのさつまいもは、わんこの食いつきも抜群です。さつまいもは炭水化物なので太りやすいというイメージが強いかもしれませんが、実際には6割が水分なので多量に与え過ぎなければ、そこまで肥満の心配はありません。食物繊維が豊富なため、満腹感を得やすく排便促進作用があります。
与えるときは加熱して適量を
生のままで歯ごたえを楽しむのが好きというわんこもいるかもしれませんが、与える場合にはホクホクになるまで焼くか蒸すかするのがベター。皮は剥かずにまるごとで問題ありません。適量は体重5キロのわんこで15グラムが目安です。
乳製品
チーズやヨーグルトなどの乳製品もわんこが好む食品の代表格。アニメやドラマでは子犬に牛乳を与えるシーンが描かれることが多いです。しかし犬は乳糖を分解する酵素を持っていませんので、乳糖を含む牛乳は下痢を起こしてしまう可能性があります。
与えるならプレーンヨーグルトかチーズを
乳製品を与えるならヨーグルトがオススメです。ヨーグルトは発酵段階で乳糖の一部を分解しているので下痢の心配も少なく、乳酸菌を含むので腸内環境を整えてくれる効果も期待できます。
ただし与える場合はプレーンタイプを選びましょう。チーズもわんこのおやつにできますが、塩分を多く含むスライスチーズやプロセスチーズは避け、カッテージチーズやモッツアレラチーズ、クリームチーズなどを与えるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?いくら大好物とはいえ、たくさん与えすぎてしまうと体調を崩してしまう可能性があるので注意が必要です。適量を上手に与えて、愛犬が喜んで食べてくれる姿を堪能しましょう。