犬は水菜を食べても大丈夫?与え方と2つの注意点

犬は水菜を食べても大丈夫?与え方と2つの注意点

一年を通して販売されている水菜は栄養素が豊富に含まれている野菜です。それは人間だけでなく犬にも効果があるといわれています。ここでは水菜がもたらす効果と与え方、注意点をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬は水菜を食べても大丈夫?

水菜

結論からいうと、犬は水菜を食べても大丈夫です。

食卓で彩りを添えてくれる水菜。家族で食事をしていると、テーブルをのぞき込んで催促してくる子もいるのではないでしょうか。物欲しそうにこちらを見つめている愛犬の姿はとても愛らしいですよね。

水菜にはさまざまな栄養素が含まれており、犬にとって健康的な野菜といえます。しかし、注意点もあるためきちんと理解したうえで与えなければなりません。

この記事では、犬が水菜を食べても大丈夫な理由と与え方のポイント、注意点をご紹介します。

犬が水菜を食べても大丈夫なのはなぜ?

上目遣いの犬

みずみずしくシャキシャキとした食感が楽しい水菜。ご家庭で愛犬に与えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

まず、犬が水菜を食べても大丈夫な理由には、栄養素が関係しています。水菜の栄養素量と犬の必要栄養素量を比較してみましょう。

水菜の栄養素

水菜に含まれる栄養素(100gあたり)をご紹介します。下記の数値は生の水菜の含有量ですが、茹でた水菜とほとんど違いはありません。

  • エネルギー:23kcal
  • 水分:91.4g
  • タンパク質:2.2g
  • 炭水化物:4.8g
  • 食物繊維:3.0g
  • カリウム:480mg
  • カルシウム:210mg
  • マグネシウム:31mg
  • 亜鉛:0.5mg
  • 鉄:2.1mg
  • ビタミンC:55mg

(参考:文部科学省「食品成分データベース」)

水菜には水分の他にカリウムやミネラル、ビタミン、食物繊維などが豊富に含まれています。カリウムやカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルは骨格や歯を構成する成分であり、また神経の伝達や体液の浸透圧の調整などの働きをします。

とくにカルシウムはヨーグルトやチーズなどとほぼ同等といわれており、野菜の中ではトップクラスの含有量です。

また水溶性ビタミンであるビタミンCは、免疫力や代謝の向上、酵素の活性化、コラーゲンの生成に関わる重要な栄養素です。

犬の必要栄養素量

犬はもともと肉食動物ですが、人間と共生することにより野菜や雑穀も食べる雑食性になりました。かといって草食動物とは異なり、繊維質の多い食べ物は消化が苦手といわれています。

犬には5大栄養素と呼ばれるタンパク質、脂質、炭水化物、そしてビタミン、ミネラルが必須となります。

犬は体内でビタミンCを生成することができるといわれていますが、その生成量が必要栄養素量に比べて少ないことや老化などで生成量が減少するなどの理由により、食べ物から摂取することが必要であると考えられています。

水菜をあげるにはどうしたら良い?適切な与え方や量

野菜と犬

水菜には犬にとってもメリットがある栄養素が豊富に含まれていることが分かりました。では、どのようにして与えるのが良いのでしょうか。

水菜は生のままで犬に与えても良い野菜です。メインのドライフードにトッピングとして加えたり、手作り食に取り入れたりするのが良いでしょう。また水菜は水分が豊富に含まれているため、普段あまり水を飲みたがらない子にもオススメです。

水菜に限ったことではありませんが、栄養素が含まれているからといって多く与えれば良いということではなく、過剰摂取はかえって体調不良を引き起こす原因にもなりかねません。

犬の体型や体重によって異なりますが、基本的には1日の総摂取カロリー(適正値)10%以内を目安とし、念の為メインとなる総合栄養食のドッグフードに含まれている成分とも照らし合わせてみてくださいね。

実は病気の恐れも?水菜を与える際の注意点

食事と犬

これまでご紹介した通り水菜は犬が食べても大丈夫な野菜です。しかし、与える際に注意することが2つあります。

注意点①水菜の大きさ

水菜を与える際は、みじん切りやミキサーにかけるなどの方法で食べやすい大きさにカットしてください。水菜は繊維質が豊富に含まれているためサイズが大きすぎると消化不良を引き起こす可能性があります。

また、水分量が多いため与えすぎると便が柔らかくなることもあり、日頃から胃腸がデリケートな犬の場合は注意が必要です。特に消化器官が未熟な子犬の場合ではかえって体調を崩す恐れがあるためわざわざ水菜を与える必要はないでしょう。

注意点②甲状腺疾患

愛犬が甲状腺機能に問題を抱えている場合、水菜を与えることは避けてください。

アブラナ科に分類される水菜には、ゴイトロゲンとよばれる成分が含まれています。このゴイトロゲンは、甲状腺ホルモンを生成する役割を持つ「ヨウ素」の吸収を阻害する性質を持つため、甲状腺機能に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、甲状腺機能低下症などの疾患を発症しやすいとされる中年齢以降の犬、好発犬種としてあげられることが多いシベリアン・ハスキー、ゴールデンレトリバー、ダックフスンドなどの犬種も配慮が必要です。

大量に与えなければ大きな問題はないと考えられますが、水菜はあげなければならない食材ではありませんので甲状腺に問題を抱えている場合は避けた方が無難です。

まとめ

フードボウルと犬

水菜を与えることのメリットや注意点、栄養素をご紹介しました。普段の食事に楽しい変化をもたらすためにも、水菜を使うことはオススメといえます。多く与えれば多く栄養素を得られるわけではないので、与える方法や量に気を付けながら愛犬との食事を楽しみましょう。

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