体に悪いドッグフードの特徴
愛犬のドッグフードを選ぶ基準は何ですか?パッケージに表示されている「原材料名」を全て把握していますか?確認してもその原料が何なのかわからないなんてことがあってはなりません。特徴と確認すべき項目をまとめましたので、ぜひお役立てください。
1.主原料の表示が曖昧
- 肉類
犬の体に悪いドッグフードには、このように主原料が曖昧に表示されていることが多いでしょう。
- 鶏肉
- 豚肉
- 牛肉
- 鹿肉
- 馬肉
- 肉類(鶏肉・七面鳥)
このように主原料がはっきりと表示されていれば、安全な主原料が使われているドッグフードであると言えます。
2.原料に大豆ミール・脱脂大豆が含まれている
大豆は豆腐や豆乳を作るときに使用される原料です。大豆から必要な成分のみを絞り取って作られます。このときに出る残りカスを乾燥させたものが「大豆ミール」や「脱脂大豆」です。
決してドッグフードのために作り出している原料ではありません。ドッグフードに大豆ミールや脱脂大豆が使用される理由はかさを増すためであることが多いでしょう。低コストで製造することができ、低価格で販売することができます。
3.原料に着色料が含まれている
原材料名に表示されている赤106・赤40・黄4・黄5・青1などが着色料名です。ドッグフードに着色料を使用する理由はたったひとつだけあります。見た目を美しくするためです。犬には何の関係もないことです。健康のための何の役にもたちません。
飼い主である人間の目に止まるように、手に取りやすいようにということが目的の着色です。犬がドッグフードの色を好き嫌いすることはありません。
4.原料に二酸化チタンが含まれている
原材料名に表示されている二酸化チタンは着色料名です。無色や白色の粉末なのですが、ドッグフードの色合いを調整するために使用されます。あまり濃い色合いだと見た目が悪いから、二酸化チタンを加えることでちょうど良い色合いへと調整しようというわけです。
人への害はないとされていますが、犬に長期的に二酸化チタンが含まれたドッグフードを与えた場合の安全性や危険性は明らかになっていません。アメリカ食品医薬品局でも一般的に安全な成分であるとしています。
2020年1月よりフランスでは食品への二酸化チタンの投入を禁止すると独自の方向性を打ち出しています。動物に対する安全性・有害性については実験などで確認されています。(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001iz7t-att/2r9852000001izfq.pdf)
食品に使用する場合は問題が起きない量で使用されていますが、必要な栄養素でもありません。
5.原料にビートパルプが含まれている
ビートパルプとは、テンサイ(甜菜)という野菜から成分を絞り取った残りカスのことです。
食物繊維が多く含まれることによって満腹感を得やすく、ダイエット用のドッグフードに使用されているのをよく見かけます。食物繊維は犬が消化しにくい成分です。含まれている量や食物繊維の種類によっては消化不良による下痢を引き起こしたり、便秘になってしまったりすることもあります。
まとめ
犬の体に悪いドッグフードの特徴と確認したい項目について解説しました。もう一度おさらいしてみましょう。
- 肉類とだけ書かれていて主原料の表示が曖昧
- かさ増しのための大豆ミール脱脂大豆が含まれている
- 見た目を美しくするために着色料が含まれている
- 色を調整するために二酸化チタンが含まれている
- 犬が消化しにくいビートパルプ(食物繊維)が含まれている
このようなドッグフードを長期的に与えた場合、犬の体に悪い影響を与えてしまう可能性があります。愛犬に与えているドッグフードの原材料を改めてよく確認してみてください。見知らぬ原料名が表示されていたらぜひ調べてみてください。切替えや見直しの良い機会になるかもしれません。
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20代 男性 匿名