ノミ・ダニが湧いてしまうNG行為
犬のベッドにノミ・ダニが湧いてしまうのは飼い主さんのNG行為が原因です。愛犬の健康が阻害されてしまいます。今すぐやめましょう。
1.ノミの寄生予防をしていない
犬のベッドにノミが湧くのは、犬にノミが寄生することを予防していないからです。犬に寄生したノミは卵を産みます。10匹のノミ(メス)が寄生していた場合、約1か月後には成虫が2000匹にまで増えると言われています。その2000匹のノミは9万個以上の卵を産み、たった1日で孵化します。
ノミの寄生予防をしていなければ、ベッドに湧くノミの数も犬の体に寄生するノミの数も恐ろしいほどに増えます。卵はベッドだけではなく部屋中に散ってしまいますから、犬の体をシャンプーしたところでノミがいなくなることはありません。
2.ベッドのお手入れをしていない
犬のベッドにダニが湧くのは定期的なお手入れをせず、不衛生な状態で使用しているからです。犬のベッドはダニが繁殖しやすい場所です。ダニがエサとして好む犬のフケなどが付着しているからです。
お手入れをしなければフケや汚れが溜まり続けダニの住み家になってしまいます。家の中にはコナヒョウダニやヤケヒョウダニという種類のダニが生息しています。一般的にはチリダニと呼ばれていて肉眼では確認することができません。
ダニは犬のアレルギー性皮膚線やアトピー性皮膚炎の引き金になることがあります。ダニのメスは100個ほどの卵を産み、1匹のダニは1日に5個の糞をします。適切にお手入れされていない犬のベッドにはダニだけではなく、糞も大量に湧いているということです。
犬のベッドにノミ・ダニが湧いてしまうのを予防する方法
定期的なノミの寄生予防をする
犬の体にノミが寄生すること予防することができる方法は「定期的に予防薬を投与すること」たった1つです。予防薬は動物病院で処方してもらうことができます。
予防薬には様々な種類がありますが、ノミの成虫・幼虫・卵の3つ全てを駆除することができる予防薬がおすすめです。他の犬と接触したときに愛犬の体にノミの卵が付着してしまうことがあり、自宅に持ち帰ってしまいやすいためです。
ノミの卵は草むらや芝生や地面にも落ちていることがあります。持ち帰った卵が室内で孵化してしまうことを防ぐために卵のうちに駆除した方が良いです。予防薬の効果が持続する期間は基本的には1か月程度です。毎月の投与が必要です。
予防薬の種類によっては2か月に一度の投与で良いものもあります。必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
定期的なベッドのお手入れをする
- 天日干しをする
- お洗濯をする
- 布団クリーナーを使用する
布団クリーナーは人間用ですが、犬のベッドにも使用することができます。商品は様々にありますが、ダニを死滅させることができる布団クリーナーを選ぶことが重要です。60℃以上の温風を発生させることでダニを死滅させることができるとされています。
また、UV(紫外線)機能が搭載された布団クリーナーであればウイルスの除去も可能です。愛犬が寛いだり眠ったりするベッドですから、ダニだけではなくウイルスも除去してあげたいです。
一年を通した予防が必要です
ノミ・ダニは暑い時期や湿った時期に繁殖します。しかし、犬のベッドにノミ・ダニが湧くことを予防するためには一年を通した予防が必要です。寒い時期や乾燥した時期だからといって全く繁殖しないわけではありません。ただ繁殖力が落ちるだけで犬のベッドや室内で繁殖し続け、ノミは犬の体に寄生し続けます。
まとめ
犬のベッドにノミ・ダニが湧いてしまうNG行為は主に2つあります。
- ノミの寄生予防をしていない
- ベッドのお手入れをしていない
ノミの寄生・繁殖・犬のベッドに湧くことを予防することができるのは予防薬の投与のみです。これまでにノミの寄生を予防する薬を投与したことがない場合、愛犬の体にノミが寄生し、ベッドに湧いたり室内で繁殖したりしている可能性が高いです。ぜひ今すぐにかかりつけの獣医師にご相談ください。