犬のご飯の時間は決めるべき?
犬も人間のように、規則正しい時間にご飯を与えるべきでしょうか?健康を守るためには時間は決めるべきでは?と思ってしまいますよね。そこで、犬のご飯の時間を決める、決めないメリット・デメリットそれぞれを比較してみましょう。
ご飯の時間を決めるメリット・デメリット
メリット
犬のご飯の時間を決めると、その時間までご飯を待つ習性がつきます。もし飼い主さん以外の人が食事を与えても、「食事の時間なんだ」と受け止めやすくなります。
デメリット
犬のご飯の時間を決めてしまうと、その時間になると犬が要求する傾向があります。「ご飯まだ?」と吠えられるようになり、飼い主にとっても愛犬にとってもストレスにつながりやすいです。
ご飯の時間を決めないメリット・デメリット
メリット
ご飯の時間を決めなければ、犬は飼い主さんが食事を用意するまで待つようになります。その日によって多少ズレても柔軟に対応できるようになり、飼い主さんにとっては都合がよくなります。
デメリット
ご飯の時間を決めなければ、犬のお腹が空くタイミングにズレが生じやすいです。食事にムラが出やすい傾向にあります。
結論!犬のご飯の時間は決めない方がいい!
結論としては、犬のご飯は「この時間!」と決めない方がいいです。決めてしまうと飼い主さんが食事時間に振り回されやすく、犬の機嫌が悪くなってしまう可能性が出るからです。
人間の都合を優先するのではなく、犬それぞれの体格や体調に柔軟に合わせられるようにもなります。犬の食事回数や、食事を与える最適なタイミングについても以下を参考にしながら見計らっていきましょう。
犬の年齢によって回数も変える
犬の1日の食事回数は年齢や犬種によって変わります。以下に回数をまとめました。
- 生後3か月まで1日4回
- 生後4か月~1日3回
- 成犬1日2回
- シニア犬1日2~3回
- 超小型犬1日3回
年齢や体重によって1回の食事量が変わるため、子犬や超小型犬は1日3回(朝昼晩)に分けて与えるのが望ましいです。1日の食事量を把握して、1日数回に分ける要領で与えましょう。
子犬やシニア犬のご飯は、ふやかして与えるように工夫します。
散歩の後に食べさせる
犬にご飯を与える最適なタイミングは散歩の後です。散歩をした後ならお腹が減っているので、喜んで食べてくれるでしょう。
逆に、ご飯を食べた後に散歩へ行くのはおすすめできません。犬はご飯を消化するまで最低4時間程度かかるため、未消化のまま激しい運動をするのは避けましょう。
もし食事と散歩が前後してしまう場合は、ゆっくりと歩いて行うことを心がけてください。
犬は人間の後にご飯を食べさせるべき?
「犬は人間が食べた後」という食事のしつけがありますが、これに関してはこだわらなくても大丈夫です。リーダーから食事は食べるものという考え方もありますが、信頼関係を築く方法はほかにもあります。
主従関係にこだわるしつけはやや古い考えと言えるでしょう。それよりも、愛犬と信頼関係を築くことに重きを置いてみてください。
食事の順番にこだわるよりも、散歩の後にご飯を与えると決めてしまった方が、飼い主さんとしてもスムーズな流れが作れるはずです。
まとめ
犬のご飯の時間は決めなくていい、という結論にまとまりました。散歩から帰ってきたらご飯を与える、という流れを作ってしまうべきですね。
また、犬の年齢や体重によってもご飯の回数は変わります。その犬に合った食事方法を取り入れて、健康をキープするよう心がけていきましょう。