無添加ドッグフードの必要性
年々増加する『ドッグフードジプシー』
ペットショップやホームセンター等を訪れると、国内外の有名メーカーの製品がずらっと陳列されています。また、インターネットのショップでは一般的ではなくとも、国内・海外を問わず、質に拘った小規模メーカーのものを簡単に手に入れることができるようになりました。
星の数ほど・・というのは大げさですが、
「これだけたくさんの種類のドッグフードがあれば選び放題でしょう?」
「どれかは愛犬に合うはず!」
と思われがちですが、『ドッグフードジプシー』と称される、ドッグフードが定まらず困っている飼い主が多くいるのも事実。そして、そのドッグフードジプシーの飼い主さんは、年々増加傾向にあるようです。
涙焼けや涎焼け、湿疹といった皮膚疾患、下痢や便秘を伴う食材との相性、そして食べてくれない・・・「ドッグフードジプシー」の飼い主さんの悩みや目的は千差万別ですが、これまで主流だったアレルゲンの除去、オーガニックフードを選ぶだけではなく、最近、注目されているのが添加物。添加物を使っていない「無添加ドッグフード」という考え方に則ったフードが少しづつ増えてきました。
なぜ、無添加ドッグフード?
乳幼児に添加物が付加されたものを与えることを避けるのと同じ様に、極力、犬にも添加物を摂らせないのが自然ではないでしょうか?また、添加物を長く多く摂ることが、人間の世界のアレルギーやアトピーの遠因になっている事も広く知られています。
犬のアレルギーやアトピーといった疾患は勿論、食べない理由すら「添加物」にあるのではないか?敏感な犬は、危険な食べ物と認識したものを喜んで食べることはしません。「添加物」を毒として認識していれば尚更ですね。
「添加物」がフードの安定供給、長期保存、栄養確保に役立つものとする考え方、飼い主さん仲間の間は元より、獣医さんにも根強く残っているケースが多々ありますが、色々試してダメだったのなら、「無添加ドッグフード」、1度、試してみるのはいかがでしょうか?
おすすめの無添加ドッグフード
NDFナチュラルドッグフード
[特徴]
人工添加物・肉副産物・着色料・保存料・香料不使用。
アレルギーの対象となりやすい、小麦・大豆・乳製品・とうもろこし・牛肉・豚肉も不使用の無添加ドッグフード。免疫バランスの乱れやアレルギーで悩む犬に、対処療法ばかりではなく、食餌による免疫力アップを提唱している獣医師推薦。
[原材料]
生ラム肉(イギリス産)55%以上・玄米18%以上・全粒オーツ麦・ベジタブル・ハーブミックス・全粒大麦・テンサイ・亜麻仁・ビール酵母・海藻・ラム精製油
エネルギー(100gあたり)/339kcal
[価格の目安]
1袋 2kg 3960円(税抜き)※購買方法により異なる
[ポイント]
いわゆるラム&ライス系のフードなので、チキンや小麦がアレルゲンのパートーナーにはフィットしやすいでしょう。最も最安値になる定期コースでの購入ならば、1日あたりの食事代は200円弱が目安、(6kgの成犬の場合)給餌量は随分少ないようです。他社のフードと混ぜるのは反対、トッピングについても、食事全体の10%以内の量ぐらいまでを推奨されていますので、基本的には、ドッグフードだけで食餌を済ませたい飼い主さんの方がフィットしやすいと思います。
無添加ドッグフード安心
[特徴]
国産・原産国は全て表示の無添加ドッグフード。ビタミンやミネラル等の必要な栄養素も食材から摂取できるように設計されており、匂いの添加物もなし。給餌量は一般ドッグフードの半分以下が目安とされています。
[原材料]
生肉(牛・豚・鶏・馬・魚肉・牛レバー)・穀物(大麦・玄米・小麦・燕麦・はと麦)魚粉(鰹節・鰯煮干・発酵片口鰯)・サツマイモ・ジャガイモ・鶏がら・ 煎り練りゴマ・ひまわり油・キャノーラ油・脱脂大豆・ビール酵母・卵殻カルシウム・牛骨カルシウム・ホエイタンパク・脱脂粉乳・海藻粉末・糖蜜・リジン・ メチオニン
エネルギー(100gあたり)/425kcal
[価格の目安]
1袋 500g 1700円(税抜き)※購入数量により異なる
[ポイント]
ローテーションの必要もなし、トッピングはむしろ犬がフードを食べなくなる理由というポリシーのメーカーです。オヤツにもこのフードを与えるようにとされていますので、極力ドッグフード以外のものは与えないという考え方の飼い主さんにフィットしやすいと思います。
ボンボンママの無添加キッチン
ボンボンコピーヌ (BonBon Copine) ボンボンママの無添加キッチン ボンボンママのささみごはん 500g
[特徴]
マグロベース、チキンベース、サーモンベースと3種類のタンパク質源から選べる無添加ドッグフード。元歌手の垣内りか(愛内里菜)さん主宰。
[原材料]
じゃがいも・さつまいも・にんじん・かぼちゃ・しいたけ・ごぼう・小松菜・ブロッコリー・キャベツ・トマト・りんご・米粉・白高きび・黒ゴマ・グレープシードオイル・ブルーベリー・ラズベリー・かつお節・じゃこ・ビール酵母・パセリ・リンゴ酢・グルサコミン・緑茶エキス
※加えて、それぞれのフード別のタンパク質源(マグロ、チキン、サーモン)
[価格の目安]
1袋 500g(50g×10袋)2468円(税込み)
[ポイント]
元歌手が主宰?と聞くと疑いたくなってしまいがちですが、愛犬家であり勉強熱心でもあり、アレルギーを持つ飼い主が知りたいポイントをしっかりと抑えた商品詳細ページは一見の価値あり。オヤツやトッピングの販売も並行しており、「このフード以外は与えないように!」という肩肘張った感もないので、気軽に試したい飼い主さんにフィットしやすいと思います。
まとめ
まだまだ主流とはいえませんが、ジワジワと広がっている無添加ドッグフード。
我が家の愛犬も年齢を重ねる内に涎焼けがひどくなり、更に食物アレルギーがあることがわかったので、アレルゲン除去のフードを試しましたが、中々効果は出ずにいたところ、無添加ドッグフードを試して、半年程で、ぐっと状態がよくなった経験があります。
若い時は平気でも年齢を重ねると怖いのが蓄積された添加物とも言われています。食餌に関する考え方は様々、正解はありませんが、この記事が「ドッグフードジプシー」とも言われる悩める皆様のドッグフード選びの一助になれば幸いです。
ユーザーのコメント
30代 女性 匿名
雑草は全種類1年通してほぼアレルギーです。
肉関係は全て問題ないです。
色々な餌を獣医さんから薦められて与えてましたが、食べた途端口を痒がり目は真っ赤になって断念。
ネットでも色々探しましたがダメでした。
今は獣医に疑問を感じて7年間の通院を辞めました。
鳥の手羽先や馬肉の挽き肉を生で与えてますが、すこぶる元気になってますよ!
毎週の通院や治療に使っていた金額に比べたら凄い経済的で愛犬が餌を喜んで食べる姿が一番幸せです。
手作りはオススメです。