これしか食べたくない!愛犬の「偏食」は放置しても大丈夫?

これしか食べたくない!愛犬の「偏食」は放置しても大丈夫?

犬は食べることが大好きな子が多いのですが、小型犬には食が細い子も少なくないようです。愛犬の「偏食」に頭を悩ませている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。犬の「偏食」について調べてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の偏食は放置しても大丈夫?

飼い主の持つオヤツを見つめるチワワ

「偏食」とは好みの食べ物だけを食べること。体が必要とする栄養素を、バランスよく摂取することができず偏ってしまうため、あまり良い食生活とは言えません。

犬の偏食は放置してはいけません

もちろん犬の偏食も好ましいものではないので、放置せずに改善策を考えたいところ。特にオヤツは食べるけど、栄養バランスがしっかりとれているドッグフードを全く食べないとなると、飼い主さんも心配になると思います。「市販のフードが嫌なのかな?」と思って、手作り食を用意しても、それすら食べてくれないと困りものですね…。

偏食がすぐに病気に繋がるわけではないと思いますが、口から食べる食べ物が身体を作っているのは事実。長い目で見ると愛犬の健康面に、何らかの影響が出てしまってもまったくおかしくはないのです。愛犬に健康的に長生きしてもらうためにも、偏食になってしまう理由を探り、改善策を実行してみましょう。

犬が偏食になる理由

ドッグフードが入ったフードボウルの横にフセる犬

犬が偏食になってしまうのは、個体ごとに様々な理由が考えられます。「もともと食が細いタイプで、たくさんは食べられない子かな?」と感じている子でも、食べられない理由がある可能性も。また、オヤツの与えすぎなども影響しているようです。偏食や食が細いタイプは中型犬や大型犬よりも、トイプードルやチワワなど、小型犬に多く見られます。

オヤツや人の食べ物の方が好き

愛犬が偏食になってしまう1番多い理由は、飼い主さんによる「オヤツの与えすぎ」ではないでしょうか。単純に「ご飯」より「オヤツ」の方が、嗜好性が高く犬が美味しいと感じるため、頻繁に与えてしまうと「ご飯」の味を好まなくなる子もいるようです。人の食べ物の味を覚えてしまった子も同じ理由で偏食になってしまうこともあります。

ストレスや年齢

また、何かに対してストレスを感じている子は、食べること自体を拒否してしまうこともあるようです。そして高齢になった犬は味覚が鈍くなる、歯が弱くなるなど身体に変化が出てきます。そんな理由から食の好みが変わり、受け付けられない食べ物が増えてしまう可能性があります。また、高齢になることで消化機能が低下することも。消化機能が低下することで、食べられていたものが食べられなくなることもあります。

ニオイが苦手

実は高齢犬でなくても、犬は人間ほど味覚が発達していません。そのため、ニオイで食を楽しんでいると言われています。なかにはニオイが苦手で、ドッグフードを食べられない子もいるようです。個体ごとに「好みのニオイ」があるので、添加物のニオイが苦手で食べられない子もいれば、添加物のニオイを好んで食べる子もいます。何のニオイが苦手なのか探るには、様々な工夫をして試してみるしかないようです。

犬の偏食を改善する方法

ドッグフードを食べる子犬

犬の偏食を改善する方法は、偏食する理由がはっきり分かっている場合は、比較的対応しやすいと思います。理由がわからない場合はいろいろな方法を試し、理由を探りながら愛犬がご飯をしっかり食べられるようにしてあげましょう。

オヤツを与えすぎている場合

あきらかにオヤツを与える頻度が高い自覚がある飼い主さんは、まずオヤツを与える回数を少なくしてみましょう。人の食べ物を与えてしまったことがある飼い主さんも、今後は一切人の食べ物を与えないようにしましょう。

オヤツや人の食べ物など嗜好性が高いものは、味を覚えてしまうともちろん欲しがります。しかし、これらでお腹を満たしていては、必要な栄養素を摂取できる「ご飯」を食べてくれません。こちらの理由で偏食になっている場合、お腹が空けば「ご飯」を食べるようになるので、ゆっくり様子を見ましょう。ちなみに健康体の成犬であれば、3日ほどご飯を食べなくても問題はないと言われています。愛犬の体調をしっかり確認しながら実践してみてください。

年齢によるもの

愛犬が6,7歳くらいから偏食になった場合は、年齢による食の好みの変化からかもしれません。運動量が落ちるため、必要な摂取カロリーに変化が出る時期でもあります。また歯が弱くなり、噛めるもの、飲み込めるものが限られてくる可能性も。犬の7歳は人間でいうと40代半ばくらい。徐々に食の好みや、身体に変化が出てくる時期でもありますよね。犬も年齢により様々な変化が出てくるのは人間と同じです。

今まで食べていたご飯を受け付けなくなったら、シニア用のフードに変更してみるのも良いかもしれません。また、歯が弱ってる場合は、口当たりがよく消化に良いご飯を選んであげましょう。市販のドライフードは噛む力が弱くなっている子には食べづらい物。水やお湯で柔らかくふやかしてから与えてみてください。この機会に手作り食にチャレンジしてみるのもオススメです。

ニオイの工夫をしてみる

犬はニオイで食事をする生き物です。ニオイが苦手で食べられないこともあれば、ニオイがしないから食べたくないということもあります。フード自体のニオイが苦手であれば、フードを変更しないと難しいかもしれませんが、まずはトッピングで新たなニオイをプラスしてみましょう。市販の犬用ふりかけであれば気軽に試すことができます。

また、市販のドッグフードはお湯でふやかしただけでも、ニオイが立つ商品が多く販売されています。ニオイが立つと同時に食感にも変化が出るため、ドッグフードを食べてくれない子には一度試してみてください。お湯でふやかした場合、しっかり冷めてから与えましょうね。

まとめ

フードボウルを咥えるレトリバー

我が家の愛犬も偏食になったことがあります。ある特定のお薬を飲むと、普段は美味しそうに食べるフードを食べられなくなってしまうのです。幸いにも手作り食や他のドッグフード、またチーズやお肉のトッピングで食べることができたので、極端に痩せてしまうことはありませんでしたが、突然食べなくなったのでとても驚いた経験があります。

偏食してしまう子には何らかの理由があることが多いと思います。理由を探るのも、どうすれば食べてくれるかも、飼い主さんの頑張り次第になってしまうかもしれません。根気よく愛犬と向き合ってみてください。しかし、体調不良や病気で食が細くなっている可能性もあるので、偏食以外で体調に変化がみられるときはすぐに獣医さんに診察してもらいましょう。

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