アカナとは
アカナは、カナダの「チャンピオンペットフーズ社」が製造販売しているドッグフードです。「愛情があるから」をキャッチフレーズに掲げており、カナダ原産の新鮮な原材料の使用や自社製造にこだわっています。ペットフードに関する数々の賞を受けている実績を持つことも特徴です。
アカナの特徴
肉の含有量が高い
アカナは「BIOLOGICALLY APPROPRIATE(バイオロジカリー アプロプリエイト)」というコンセプトのもと、肉食動物である犬本来の体の構造に合わせて、肉の含有量が高いドッグフードを作っています。全てのフードの原材料に、50%から最高で75%の肉が使われています。使用される肉の種類も、カナダの大草原で放し飼いされた新鮮な鶏肉や七面鳥、豚肉やラム肉などバラエティ豊富です。
低炭水化物
アカナのドッグフードは、炭水化物の含有量が全体の30%になっています。炭水化物の中でも吸収が早いタピオカやじゃがいも、米、でんぷんなどは使われていません。代わりにGI値が低いかぼちゃやバターナッツを使用することで急激な血糖値の上昇を抑えています。
全て自社製造
アカナの製品は、全てが自社製造されていることも特徴です。商品開発から製造まで他社に任せることなく、ホームメイド料理と同じように新鮮な原材料の使用に注意を払っています。大切な愛犬のフードは作られる工程や、材料の産地も知ることができるので安心です。
アカナの種類
アカナのドッグフードには「ヘリテージ」「シングル」「レジオナル」「クラシック」の4つのシリーズがあります。それぞれ原材料や成分に違い
アカナ ヘリテージ
アカナのへリテージは、創立当初から製造されており、4シリーズ中で最もラインナップが豊富です。主要なタンパク質として鶏肉や七面鳥、卵、カレイやニシンなどを使用しています。
幼犬用の「パピー」と成犬用の「アダルト」に分かれており、それぞれ小型犬に適した「スモール・ブリード」、大型犬に適した「ラージ・ブリード」など犬の特徴に合わせて以下の9種類を展開しています。
- パピースモールブリード
- パピージュニア
- パピーラージブリード
- アダルトスモールブリード
- アダルトラージブリード
- アダルトドッグ
- スポーツ&アジリティ
- ライト&フィット
- シニアドッグ
アカナヘリテージ パピー・ジュニア
アカナヘリテージ パピー・スモール・ブリード
アカナヘリテージ シニア・ドッグ
「パピー・ジュニア」は子犬の急速な成長をサポートできるよう、良質なタンパク質と脂肪を豊富に含む肉を原材料中に70%使用しています。より小型犬向きに作られた「パピー・スモール・ブリード」は食べやすい小粒サイズになっており、「パピー・ラージブリード」は関節に負担がかかりやすい大型犬に配慮し、カロリーを抑えていることが特徴です。
「シニア・ドッグ」は、肥満や糖尿病の原因になる炭水化物の量を抑えた高齢犬向きのフードです。吸収性の高い炭水化物を使用せず、カボチャやスクワッシュのような低GI素材を使っています。他にも筋肉づくりやダイエットに特化した「スポーツ&アジリティ」「ライト&フィット」などもあるので、愛犬に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
アカナ レジオナル
アカナレジオナルは肉類を70%含有し、地元で収穫された果物と野菜が30%含まれているシリーズです。子犬から高齢犬まで全犬種に対応しています。
アカナレジオナル ワイルドプレーリー
アカナレジオナル パシフィカ
アカナレジオナル グラスランド
アカナレジオナル ランチランド
「ワイルドプレーリー」には放し飼いの鶏と七面鳥、カナダ北部で取れた天然の魚など5種類が使用されています。「パシフィカ」は魚類を中心に作られたフードで、カナダ太平洋沖のニシンとイワシ、カレイ、などがふんだんに使用されていることが特徴です。
「グラスランド」はカナダ西部の草を食べて育ったラム肉や放し飼いの鴨、七面鳥の肉、天然ものの淡水魚を使用したフードとなっています。「ランチランド」はカナダの広大な土地で放し飼いされた牛の肉とラム肉、ヨークシャー豚肉とバイソンなど5種類の肉が使われていることが特徴です。
アカナ シングル
アカナシングルは、全ての犬種と全年齢に対応したフードです。消化しやすい動物性タンパク質と、カボチャやスクワッシュなど新鮮な野菜やフルーツを50%ずつ組み合わせて作られています。主要なタンパク質を1種類に絞っているため、食物アレルギーを持つ犬にもおすすめです。
アカナシングル グラスフェッドラム
アカナシングル ヨークシャーポーク
アカナシングル パシフィックピルチャード
「グラスフェッドラム」は自然な飼料で育てられた羊肉を使用し、「フリーランダック」は放し飼いで育てられた鴨肉を使って作られたフードです。「ヨークシャーポーク」は、ヨークシャー種の栄養豊かなヨークシャーポークの肉とレバーを使用しており、「パシフィックピルチャード」はノースバンクーバー沖の天然イワシが主要なタンパク質となっています。それぞれ肉や臓器、軟骨などが含まれていることも特徴です。
アカナクラシック
アカナクラシックは、2016年の12月に登場した新しいシリーズです。肉の含有量は50%で、他のシリーズと比較すると低コストで買い求めやすい価格になっています。
アカナクラシック プレーリーポールトリー
アカナクラシック ワイルドコースト
アカナクラシック クラッシクレッド
「プレーリーポールトリー」は放し飼いの鶏肉と七面鳥肉、卵に加えて安定した血糖値を助ける低GI炭水化物源として知られるスチールカットオーツが使われています。「ワイルドコースト」は栄養価が高く、オメガ3脂肪酸の豊富なニシンやカレイと、タラの仲間であるメルルーサを使用したフードです。「クラッシクレッド」は地元の牧場で飼育されたアンガスビーフの赤身肉とヨークシャー豚、羊肉を使用しており、いずれのフードも人工的な防酸化剤や着色料は含まれていません。
アカナの値段
重量 | 価格 |
---|---|
340グラム | 780~1,600円 |
2キログラム | 2,700~6,200円 |
6キログラム | 8,300~13,000円 |
11.4キログラム | 10,000~21,600円 |
17キログラム | 15,000~22,000円 |
アカナのドッグフード値段は種類や内容量、購入先によって差があります。内容量が340グラムのもので720円~1,600円程度、2キログラムのもので2,700円~6,200円程度、6キログラムのもので8,300円~13,000円です。10キログラム以上の大容量タイプは、11.4キログラムのもので10,000円~21,600円、17キログラムのもので15,000~22,000円程度になります。
アカナはホームセンター等ではほとんど扱われておらず、アマゾンや楽天などの通販サイトや、インターネットショップでの購入が主な入手方法です。インターネットで購入する場合は送料が別途かかることもありますので注意しましょう。
まとめ
アカナのドッグフードは厳選された原材料を使用し、自社工場で徹底した品質管理のもとで作られています。たんぱく質の含有量なども、犬本来の食生活に近い状態になっていることも魅力です。それぞれに成分にも違いがあるので、愛犬の健康を考えて最適なフードを選んでみてはいかがでしょうか。