犬の餌の正しい選び方
犬の餌を選ぶときのポイントを以下にまとめました。
- ライフステージ
- 犬種
- 犬がかかりやすい病気や患っている病気
- 栄養バランス
- 原材料
- 味
犬の餌には、犬種や年齢、ライフステージに特化した商品がたくさんあります。飼っている犬に合わせた餌選びを意識して健康管理を行いましょう。犬種特有のかかりやすい病気や、患っている病気に対応した餌も販売されています。
犬の餌を選ぶときには原材料や原産国も気になるポイントとなるでしょう。これらもしっかりとチェックして、愛犬に最適な餌を選んであげたいですね。価格が安い餌もありますが、品質が悪ければ犬の健康を損なう恐れもありますので、選び方には注意が必要です。
犬の餌のおすすめ人気ランキングTOP5
第1位 モグワンドッグフード チキン&サーモン
通販サイトのランキングでも常に上位に入る人気の餌です。全犬種、生後4カ月以降の全ライフステージに対応しています。動物性たんぱく質を豊富に含むチキンとサーモンを50%以上使用し、その他にも野菜やフルーツがふんだんに使われているため栄養バランスが非常によいと評判です。粒はドーナツ型の小粒で、小型犬でも食べやすい形状になっています。
第2位 サクラペットフード
衛生管理の徹底した工場で生産された国産のドッグフードです。人工の保存料や着色料を一切使用せず、素材本来の味を楽しむことができます。カリカリ食感のドライフードタイプと柔らか食感の半生タイプの2種類の餌から選ぶことができるので、飼っている犬に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
第3位 ニュートロ シュプレモ
ペット先進国としても名高いアメリカ産のドッグフードです。厳選した17種類の自然素材を、独自の製法で最適にブレンドすることでおいしさを引き出しています。犬のエイジングケア、カロリーケアに特化した商品もあるので、成長レベルや体調の変化に合った餌を選べます。
第4位 ロイヤルカナン ベッツプラン セレクトスキンケア
ロイヤルカナンのベッツプランは、犬の体重コントロールやpHコントロールなどに適した総合栄養食です。セレクトスキンケアは、犬の皮膚や消化管の健康維持に配慮した成犬用の餌です。食物アレルギーの原因になりにくく、消化のよいタンパク質や炭水化物を使用して作られています。
ロイヤルカナンでは総合栄養食だけでなく、疾患を持つ犬に特化した食事療法食も扱っています。インターネット通販で気軽に購入することができますが、食事療法食に関しては、獣医師に相談してから取り入れるとよいでしょう。
第5位 サイエンスダイエットPRO 健康ガード体重管理
サイエンスダイエットPROの「健康ガード体重管理」は、主に柴犬やコーギーなどの中型犬、ゴールデンレトリバーやラブラドールなどの大型犬向けに作られた餌です。ドッグフードに含まれる脂肪分とカロリーを調整することで、犬の体重増加を抑え、健康的な生活をサポートしてくれます。天然の原材料を使用しており、ビタミンやミネラル、アミノ酸など必要な栄養素も含まれています。
犬の餌の年齢に合わせた与え方
子犬期
成長段階である子犬期は消化器官も未熟なため、1度にたくさんの量を食べると消化不良を起こしてしまう可能性があります。この時期の犬が1日に必要とする餌の量を、少量ずつ3回~4回に分けて与えます。ドライタイプの餌は硬くて噛み砕けない場合がありますので、様子を見ながらお湯でふやかして柔らかさを調節するとよいでしょう。
子犬の頃から食事を毎日決まった時間に同じ場所で与えることは、生活リズムを身に付けるために大切なポイントです。「待て」などのコマンドを教える絶好のタイミングにもなりますので、根気強くしつけにチャレンジしてみましょう。
成犬期
犬は生後8カ月~1歳程で成犬となり、骨格や体の成長が止まるため、この時期の体重が犬にとっての理想体重だと考えられています。成犬期に入ったら理想体重をもとに餌の量を調整しましょう。与えすぎは肥満の原因にもなるので注意が必要です。
1回に食べられる量も安定してくるので、食事の回数は1日2回~3回に減らしていきましょう。無理に回数を減らさなくてもよいので、飼っている犬の食事の様子を観察して調整してください。
シニア期
犬は7歳頃になるとシニア期に入ります。体力の衰えなど老化のサインが見え始めるものの、食欲は成犬期と変わらないことも多い時期です。同じ量を食べても成犬期より代謝が落ち太りやすくなっているので、肥満にならないようにシニア用の低カロリードッグフードなどを取り入れていきましょう。
味覚や嗅覚が衰えると、今まで食べていた餌を食べなくなることもあります。食いつきがよくなるように、嗜好性が高い缶詰のドッグフードなどをトッピングして、味に変化をつけてあげるとよいでしょう。
高齢期
犬の高齢期はシニア期よりもさらに老化が進み、1日のほとんどを寝て過ごし、食べる量も減ってきます。咀嚼力も弱くなり、ドライフードが食べづらくなることもありますので、セミドライフードやウェットフードなど水分量の多い餌を取り入れていきましょう。
手作りの犬の餌の作り方
ドッグフードに一手間くわえることで、いつもと違うご飯を簡単に手作りすることができます。味付けは特にせず、素材そのものの味を活かすようなレシピをご紹介します。
材料の分量は、飼っている犬の食事量によって調節してください。冷凍保存すれば作り置きも可能ですが、早めに使うようにしましょう。
便秘解消に!さつまいものトッピングレシピ
<用意するもの>
- さつまいも
- すりごま
<作り方>
さつまいもをドッグフードと同じくらいの大きさにカットして茹でます。茹で上がったら、犬の餌に混ぜ合わせ、最後にすりごまをふりかけましょう。さつまいもの茹で加減は犬の好みにより調整してみてください。
ドッグフードを食べやすく!あんかけ野菜トッピングレシピ
<用意するもの>
- ニンジンなどお好みの野菜
- 鶏ひき肉
- 片栗粉
<作り方>
野菜は食べやすいように細かく刻みます。鍋に刻んだ野菜と鶏ひき肉を入れて、柔らかくなるまで茹でましょう。野菜や鶏肉に火が通ったら火を止めて、水溶き片栗粉を鍋に回し入れます。とろみがつくまで加熱したらできあがりです。犬の餌にかけて軽く混ぜ合わせて与えますが、熱いうちに餌にかけ少し置いておくことで、ドッグフードも柔らかくなり食べやすくなります。
夏バテに!トマトの冷製スープ風トッピングレシピ
<用意するもの>
- トマト
- ニンジン、オクラなどお好みの野菜
<作り方>
まずはトマトを湯剥きして皮を取り除きます。トマトとお好みの野菜を細かく刻んだら鍋に入れ、柔らかくなるまで茹でましょう。別の容器に移して粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。冷えたスープを犬の餌にかけてできあがりです。
まとめ
犬の餌にはさまざまな種類があることがわかりました。飼っている犬の特徴や性格に合わせて餌を選ぶことで、犬の健康をしっかりと管理することができます。
ドッグフードの食いつきが悪いと感じたときは手作りレシピでアレンジして、餌の味に変化をつけてあげるとよいでしょう。愛犬が食事の時間が待ち遠しくなるような餌を用意できるとよいですね。