犬が常にご飯を欲しがる理由
餌が足りていない
常にご飯を欲しがる場合に考えてほしいのが、適切な食事量を与えているのかという点です。ダイエット中であったり、体重管理のために、あえて食事の量を控えている人もいるでしょうが、あまりにも餌の量を減らしてしまうと、常に空腹感を覚えてご飯を欲しがるようになります。
食事を満足に与えていないと、空腹によるストレスが溜まってしまうだけではなく、場合によってはストレスがきっかけとなり病気を発症する可能性もあります。
ダイエット中や体重管理によってカロリーを減らすのであれば、まずは食事量を減らすのではなくダイエット用の低カロリードッグフードに切り替えることから始めましょう。また、今まで食事量が多すぎたことで体重が増えている場合は、食事量を一気に減らすよりも徐々に減らしたほうがよいでしょう。
また、今までの食事量を変えずに低カロリーな食材でカサ増しするのもおすすめです。ダイエットをさせたいからと、1日に必要なカロリーを大幅に減らしてしまうと、栄養不足で逆に体調不良となる可能性もありますので、十分に注意をしましょう。
認知症
いくら与えても常に欲しがるという場合は、認知症の可能性を考えてみましょう。認知症に陥ると犬はさっきご飯を食べたことも忘れて、数分後には餌の催促をするようになります。また、認知症は満腹中枢にも悪影響を及ぼすため、いつも以上に食欲旺盛になってしまうのです。
さらに困ったことに、認知症を患うと体重が増えることもほとんどありませんので、飼い主様も「まぁ、いっか!!」と与えてしまうのです。しかし、いくら体重が増えないとしても、与えすぎてしまえば健康に何らかの悪影響を及ぼすのは事実です。
餌を常に欲しがる以外にも、無駄吠えが多くなったり、同じところをぐるぐると回ってみたり、自分の住みなれた家なのに迷っていたり、粗相をするようになったら、一度認知症の可能性を考えるようにしましょうね!
本能
他に可能性があるとすれば、犬の本能に従っているという場合が考えられます。犬は食い溜めをする習性があり、どれだけ食べても満腹感を感じない動物だと言われています。そのため、どれだけたくさんご飯を与えても、どれだけたくさん求めるだけおやつを与えても満足をなかなかしてくれないのです。
この本能が色濃く出ている犬は大変食いしん坊で、いくら食べても満腹感が得られずにずっと欲しがってしまうのです。そんな犬の本能に従うまま、餌を与え続けてしまうと肥満の原因となりますので注意をしてください。
もし、どうしても何度も何度も餌を欲しがるようならば、小分けにして餌を与えるようにするなど工夫をして食事を与えてあげてくださいね。
また、食事を常に欲しがるようならば、たまには味を変えてあげるのも刺激となって満腹感を感じてくれるかもしれません。愛犬のために様々な工夫をしてあげましょう!
まとめ
犬が食事を常に欲しがるのは、本能によるものが関係している可能性はありますが、場合によっては病気や体調不良の原因となっている可能性もあるのです。常に欲しがっているからといって、おねだりをされるままご飯を与えてしまっては肥満を起こしてしまうかもしれません。餌の与えすぎは、あらゆる病気の原因となります。
逆に餌を与えすぎないのも栄養不足を起こす原因となります。ぜひ、餌を与えるときは愛犬の体重にあった適正量を計算して与えるだけではなく、常に欲しがり理由を探り、餌を与える方法についてしっかりと検討をするようにしましょう。
犬の健康を守れるのは、飼い主であるあなただけですよ。愛犬が求めるままに、常に食べ物を与えないように気をつけて、健やかなる体を作ってあげてくださいね。