ドッグフードの粒の大きさはどれくらいがいい?①「年齢に合わせる」
子犬や老犬には小粒を
消化能力の低い子犬や老犬は、消化の良い「小粒」が良いでしょう。うんちの状態を確認し、しっかり消化することができているようであれば、中粒を与えても良いと思います。中粒を与えた後もまた、うんちの状態を把握し、しっかり消化することができているかどうか確認しましょう。
消化能力が低くなってきている老犬だけれど、愛犬が好んで食べるドッグフードに小粒がない場合には、細かく割ってから与えるなどの対応をすることもできますね。
ドッグフードの粒の大きさはどれくらいがいい?②「食べ方の好みに合わせる」
- 丸のみしてしまうタイプ
- しっかり噛むタイプ
成犬には2つのタイプがあります。小粒でも大粒でも丸のみしてしまうタイプ。小粒でも大粒でもしっかり噛むタイプ。みなさんの愛犬はどちらのタイプに当てはまるでしょうか。
丸のみしてしまうワンちゃんには小粒を
丸のみしてしまうワンちゃんは、消化が悪くなってしまったり、喉に詰まらせてしまったりするなどの恐れがあります。丸のみするということは、犬本来の姿です。それほど神経質になる必要はありません。しかし、喉に詰まらせてしまったり、むせてしまったりするようであれば、中粒や小粒に変えてあげる必要性を考えてみましょう。
しっかり噛むワンちゃんには噛み応えのあるものを
しっかり噛むタイプのワンちゃんは、噛み応えのある大粒を好む傾向にあります。満足や満腹感にも繋がるでしょう。大粒ではなくても、小粒のかたいものを選んであげるのも良いのではないでしょうか。
ドッグフードの粒の大きさはどれくらいがいい?③「粒の大きさと形で選ぶ」
同じ粒の大きさでも、形の違うものがあります。
例えば、
- 大粒で丸いもの
- 大粒で三角のもの
- 大粒で丸く平たく穴の開いたもの(ドーナツのような形)
- 大粒で丸く平たいもの
- 大粒で細長いもの
このように、形も様々にあるのです。
大粒を好むけれど、まん丸いものは噛みづらそうだ。そんなときは、細長いものや平たいものに変えてあげると噛みやすくなると思います。同じ大きさでも、形の違いによって、食べやすいものと食べにくいものが犬それぞれにあります。粒の大きさは変えないであげたいけど、もっと食べやすいものをと思ったら、形にも着目してみましょう。
犬のカラダの大きさで選ぶのは正しい?間違い?
小型犬には小粒のドッグフード。中型犬には中粒のドッグフード。大型犬には大粒のドッグフード。このような選び方も決して間違いではないと思います。チワワやポメラニアンなどのカラダの大きさに合わせて作られた「超小型犬のための」という、小粒よりもさらに小さい粒のドッグフードもあるほどです。
しかし、先にご紹介したように、その犬の年齢や好みや食べ方を重視する必要があるのではないでしょうか。大型犬であっても、丸のみして喉につかえてしまうようなのであれば、中粒や小粒が適していることもあります。小型犬であっても、噛み応えのあるものを好み、しっかり噛んで食べることができるのであれば、大粒で食べやすい平たい形のものを選んであげても良いでしょう。
粒の大きさが適しているかどうか判断するには?
愛犬がドッグフードを食べる様子を観察してみましょう。
しっかり噛んで食べる子なのに、上手く噛み砕くことができなかったり、喉につかえたりしてしまうようなことはありませんか?少し粒が大きいのかもしれません。今よりも小さい粒のものに変える、もしくは、粒の大きさは変えずに、食べやすい形のものに変えるなど対応すると良いのではないでしょうか。
おかわりをおねだりしたり、満足していなかったりする様子はありませんか?粒の大きさが小さすぎて、満足や満腹感を得られていないのかもしれません。粒の大きいものに変える、もしくは、粒の大きさは変えず、かたいものに変えるなど対応すると良いのではないでしょうか。
まとめ
粒の大きさの見極め、難しいものですよね。愛犬に適さない大きいものを選んでしまったときは、小さく砕いてから与えると良いです。消化能力の低い子犬や老犬には、お湯でふやかしてやわらかくしたものと混ぜて与えても良いですね。