犬はどんなお肉が好き?与えるときのポイントは?
ドライフードを主食としているわんちゃんがほとんどかと思いますが、たまには美味しいお肉も与えてあげたいですよね。
お肉を与えることで、わんちゃんが必要としているタンパク質を豊富に摂ることもできます。
特にわんちゃんが好む4つのお肉について、与えるときのポイントや注意点などご紹介します。
犬に「豚肉」を与えるときのポイントと注意点
豚肉って犬が食べても大丈夫なの?と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、“犬に豚肉を与えても問題はない”です。
ただし、しっかりと加熱してから与える必要があります。
生の豚肉には、寄生虫がいる場合があります。私たち人間も豚肉を生で食べることは危険です。
スーパーで売られている豚肉は、厳しい検査をクリアしているはずですし、安全性も高いと思われます。
しかし、やはり生の豚肉を与えないようにしましょう。
犬に豚肉を与えるときは、しっかりと加熱してから与えるようにしましょう。
カロリーにも注意!
豚肉はカロリーが高いです。ヒレ肉・バラ肉・肩肉など、部位によっても異なります。
脂身が少なく、カロリーの低い部位を与えるのが良いと思います。
犬に「牛肉」を与えるときのポイントと注意点
牛肉は新鮮なものであれば、生で与えても良いとされているお肉です。
牛肉を好むわんちゃんも多いですよね。
しかし、生で与えるときは寄生虫や病原性細菌の存在にも注意しなければなりません。
牛肉に存在する寄生虫や病原性細菌がカラダの中に侵入すると、下痢や嘔吐や食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。
よほど新鮮な牛肉であれば、生で与えても良いかもしれませんが、しっかりと加熱してから与えることをおすすめします。
牛肉に含まれる犬に嬉しい栄養素
牛肉には、ビタミンB群・酵素・鉄分・タンパク質など、豊富な栄養素が含まれています。良質な動物性タンパク質を与えたいときに与えると良いのではないでしょか。
犬に「鶏肉」を与えるときのポイントと注意点
わんちゃんのおやつとしてもよく使用されている鶏肉ですが、鶏肉が大好きなわんちゃんはとても多いですよね。
タンパク質を豊富に含み、脂肪分が少なくヘルシーな鶏肉は、わんちゃんのカラダにも優しいお肉です。
また、必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンという栄養素も含んでいます。
必須アミノ酸は、カラダの中で合成することのできない栄養素です。
サルモネラ菌と骨に注意!
生の鶏肉には、サルモネラ菌が存在する可能性があります。
サルモネラ菌に感染すると、下痢や嘔吐や食中毒を引き起こします。
しっかり加熱してから与えることをおすすめします。
また、わんちゃんに鶏肉の骨を与えることは危険です。
加熱された鶏肉の骨は、縦に割れるという性質を持っており、喉や食道、胃や腸を傷つけてしまう可能性があります。
犬に「馬肉」を与えるときのポイントと注意点
豊富なタンパク質を含み、低カロリーな馬肉は、肥満が気になるわんちゃんや老犬にも優しいお肉であるとされています。
健康を向上させたいというわんちゃんにもおすすめです。
馬肉には寄生虫がつきにくいことから、他のお肉と比べてより安全に与えることができるとも言われています。
鉄分・カルシウム・ビタミンA・ビタミンE・リノール酸・オレイン酸・不飽和脂肪酸などの栄養素をバランスよく摂取することができるというのも馬肉の魅力です。
犬に馬肉を与えるときの注意点
馬肉にはミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルはわんちゃんにとっても必要な栄養素のひとつです。しかし、摂りすぎてしまうと結石の原因や他の病気を引き起こすこともあります。
また、寄生虫の少ない馬肉ですが、サルコシスティス・フェアリーという寄生虫が存在する可能性があります。マイナス20℃で48時間以上、冷凍処理することで死滅するとされています。
まとめ
わんちゃんが好む、豚肉・牛肉・鶏肉・馬肉についてご紹介しました。
この4つのお肉の中で、最もわんちゃんが好むお肉はどのお肉だと思われますか?
わんちゃんそれぞれに好みはあるかと思いますが、基本的には馬肉を最も好むと考えられているようです。
理由としては4つのお肉の中で、馬肉が最もニオイの強いお肉だからです。
実は、犬がお肉を好む理由は「味」ではなく「ニオイ」なんです。
お肉の茹で汁をドライフードにかけて与えても、喜んでくれると思います。